2018年 7月 17日 (火)

孫がいるのにぷっくりつるつるの主役、ひどい時代考証・・・役者たちは頑張っているのに残念な作り手の勉強不足
<わろてんか 第25週まで>(NHK総合)

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   いよいよ来週で終わりだ。目下戦時中の真っただ中、てん(葵わかな)の息子の隼也(成田凌)にも赤紙が届く。戦時色がますます強くなり、千日前の南地風鳥亭は建物疎開で取り壊されることになる。自由主義者と目をつけられた伊能栞(高橋一生)はアメリカへ行き、戯作者夫婦も去る。残されたてんたちは大ピンチ。

   長く見続けてきたが、実話を下敷きにしてあったことでそれなりのリアリティはあったが、何しろ19歳の葵が孫まで出来たのに歳を取らない! ぷっくりした頬でつるつる。主役を老けさせたくないのは理解できるが甘すぎる。ハリウッドの「チャーチル」の迫真ぶりを見るべし。作り手たちがみんな若いので時代考証が酷い。戦争中の陸軍軍人の長髪はあり得ない。大阪のど真ん中なのに灯火管制の描写がゼロ。ガラス窓の白テープはいいが。てんの華美な真っ赤の着物姿もあり得ない。隼也の平成風の長髪もあり得ない。

   人気者の高橋一生が抜けた後はファンの女性たちががっかりしている。鈴木京香といい、何でもかんでもアメリカに行かせてしまう脚本は安易である。平成の今から見ればアメリカとは同盟国だが、戦時中は「鬼畜米英」だったのだ。もう少し勉強して書いてほしい。

   ただし、芸人のキース(大野拓朗)やアサリ、リリコたちの存在は、飯食いドラマの大人数に比べると説得力があり、役者たちもそれぞれに頑張った。怒鳴り散らす濱田岳は儲けものの役柄だった。(放送2018年3月19日8時~)

   (黄蘭)

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