2024年 4月 17日 (水)

明日の証人喚問で佐川氏は何を話すか、話さないか? 3つの出方のうち政府が恐れるものは

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   森友学園への国有地値引きをめぐる財務省決裁文書の改ざん問題で、佐川宣寿・前理財局長の証人喚問があす27日(2018年3月)、国会で行われる。決裁文書から政治家や安倍昭恵・首相夫人の名前や発言を消したのは誰の指示だったのか、目的は何か、昭恵夫人の関与があったかなかったかがポイントだ。

何が飛び出すかわからない、出たとこ勝負

   佐川氏には3つの出方が考えられるという。

   刑事訴追の可能性を理由に何も語らない。そうなれば「行政への信頼にかかわる問題をトップ官僚だった人物が逃げた」という批判は必至だ。

   すべてを自分の責任でやったと言い張る。「政府自民党が進める方向に乗っての発言になる」と日本テレビの青山和弘・官邸キャップはいう。ことをウヤムヤにしようという人たちの思うつぼだ。

   政治家の関与や忖度について語る。これなら新しい情報が出る可能性もある。

司会の加藤浩次「いくら財務省幹部でも、佐川氏の一存でできるとは思っていない人が世の中には多いですよ」
橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「これからの自分のことを考えると、佐川氏はなかなか話せないだろう。いろんなことを考えるはずだ」

   もしそうなら、何を恐れて事実を隠すのか。青山キャップは「何も語らないのが一番ありそうだが、何が飛び出すかわからない、出たとこ勝負との声が政権内にもある」「佐川氏が誰に相談し、誰に報告したのかも問われる」と話す。

   いずれにしても、佐川氏の喚問だけですべてがわかるわけではない。昭恵夫人や国有地売却当時の理財局長の喚問がどうあっても必要になる。まじめに対応するのか、何かを隠し通すのか、与野党の姿勢と国会の真価も問われるはずだ。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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