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田中眞紀子「佐川はウソついてない。局長ごときに昭恵のおばさんも直接電話しない」

   きのう27日(2918年3月)に行なわれた佐川宜寿・財務省前理財局長の国会証人喚問について、田原総一郎氏(ジャーナリスト)、猪瀬直樹氏(元東京都知事)、田中眞紀子氏(元衆院議員)はどこに注目したか。

   田原氏は、共産党の小池晃議員が「(改ざん前の)決裁文書に安倍昭恵夫人の名前が出ているが、特別なことと思いませんでしたか」の質問に、佐川が証言拒否をしたことに怒る。

   「『冗談じゃない。あなたは都合が悪いことは全部、刑事訴追で逃げているじゃないか。こんなのは証人喚問とは言えない』という小池さんの言い方に、国民の多くもそうだと思ったはずです。徹底的に逃げたことで、国民の安倍内閣に対する信頼はダーンと落ちた」

「話はそのずっと前に決っている」

   猪瀬氏が最も注目したのは、自民党の丸川珠代議員の「安倍首相からの指示はありませんでしたよね」「総理夫人からの支持もありませんでしたね」という予め分かっている答えを引き出すような質問の仕方だ。「与党にあえて有利な回答を引き出すためにやった質問ですよ。追及でなく、国民に指示がなかったことを演じるためのもの」

   田中氏は「理財局長ごときに、総理や総理夫人が直接(指示など)行っていませんよ。昭恵のおばさんも電話しないだろうし、相手にしませんよ。そうしたことの前に、全部、完結しているんです。だから、佐川氏の『電話は来ていません』は正直なところでしょう」