2018年 9月 26日 (水)

アガサ・クリスティSPが泣くムリヤリ翻案ドラマの大大ハズレ!スマホの時代に蒸気機関車の寝台特急ってどこの話よ!?
<アガサ・クリスティ ドラマスペシャル パディントン発4時50分~寝台特急殺人事件~>(テレビ朝日系)

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   和製ミス・マープルの元敏腕刑事・天乃瞳子(天海祐希)が、難事件を解決する話。脚本が竹山洋なので大いに期待したが、大大ハズレ。ムリヤリの翻案があちこちで馬脚を現してずっこけた。架空の西東京駅から出発というのは許せるが、めちゃくちゃなのはスマホを使っている現代なのに、中央線に寝台列車の、蒸気機関車の汽車が走っているという無理設定。その上、中央線が複々路線で、2台の同方向むき列車が並んで走っているというデタラメ。大体、松本まで3時間ちょっとの距離なのに寝台列車なんか走るわけもない。

   瞳子の義母の雀(草笛光子)が列車の窓から、並んで走っている列車の中で、男が女の首を絞めて殺そうとしている場面を目撃するのだが、死体はどこにもない。沿線の高原にある大金持ちの富沢家で、庭のどこかに死体が隠されたと睨み、彩(前田敦子)を家政婦として潜入させる。だが、ここには主の富沢(西田敏行)の遺産を狙った息子や娘、富沢の主治医(石黒賢)らがうじゃうじゃいる。

   瞳子は策を仕掛けて犯人を炙り出すのだが、クリスティ作品の特徴である、閉じられた世界での大人数の犯人捜しという構図が、あまり効果も発揮せず。西田敏行の庶民顔からは大富豪の品のカケラも感じられず。広大な富沢の林の横の何の柵もないところに、特急列車が疾走するという場面も、イギリスの地方じゃあるまいし、日本ではありえない。これって合成画面だろ? 万事が出来損ない!(放送2018年3月24日21時~)

   (黄蘭)

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