2024年 4月 17日 (水)

女性記者にセクハラ録音されてた財務次官「おっぱい触っていい?」「ホテル行こうよ」

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   財務省はいつからこんなろくでもない役所になってしまったのか。週刊新潮の「財務事務次官のセクハラ音源」を読みながらそう考えた。福田淳一次官は1982年に東京大法学部を卒業して、大蔵省へ入っている。同じ入省年度には、森友学園問題で追及されている迫田英典、佐川宣寿がおり、98年に大蔵省汚職で逮捕された榊原隆(証券局総務課課長補佐・当時)もいる。榊原は大蔵・財務の歴史を通じて、戦後、唯一逮捕されたキャリア職員である。明らかに人材のいない年であったようだ。

   週刊新潮によると、福田は入省時点ではトップの評価を受けていなかったという。だが、よくいわれるように、次官になるのは、バリバリ仕事をやる人間ではなく、仕事はそつなくこなすが、目立たない、マイナス点のつかない平々凡々とした人間が漁夫の利を得ることが多い。福田氏も麻雀で培った動物的な勝負感で危機を察知し、うまく回避して生き残ってきた人物のようである。

   だが困ったことに、この人物、取材に来る女性記者に対してセクハラ的言動がひどくて、「被害者の会ができるんじゃないですか」(財務省職員)といわれているのだ。大手紙の記者は「彼氏はいるのか」と聞かれ、いると答えると、どれくらいセックスをしているのかといわれた。

   テレビ局の記者は、深夜に電話があって、ネチネチ過去の男のことを聞かれた。別の大手紙の記者は、「キスしていい?」くらいは当たり前で、ホテルへ行こうといわれた記者もいると話す。

   呆れ果てた言動だが、女性の側も我慢ばかりはしていない。財務省担当の30代の女性記者が、福田に呼び出され、彼の自宅近くのバーでのやりとりを「録音」していたのである。一部を紹介しよう。

   記者 財務省と森友学園、どうなんですかね。

   福田 今日ね、今日ね・・・抱きしめていい?

   記者 ダメですよ。

   福田 いいじゃん。(中略)

   記者 福田さんは引責辞任はないですよね?

   福田 もちろんやめないよ。だから浮気しようね。

   記者 今回の森友案件で、一番大変だったことってなんですか?

   福田 いろいろ大変だったけど、これからがうんこだから。胸触っていい?

   記者 ダメですよ。

   福田 手しばっていい?

   記者 そういうことホントやめてください。

   セクハラ発言が接続語のように用いられ、ついには、「キスしたいんですけど。すごく好きになっちゃったんだけど・・・おっぱい触らせて。綺麗だ、綺麗だ、綺麗だ」と、畳みかける。

   週刊新潮は4月9日に福田が愛犬と家を出てきたところを直撃している。記者が、夜な夜な女性と飲んでいる時に「おっぱい触っていい?」「キスしたい」などと発言していると聞くが、と問うと、<福田 何を失礼なことを言っているんだ。誰がそんなことを言っているんだよ!>

   記者は何度も、仮に証言や証拠が出て来たらどうしますかと問いつめ、それが出て来たら責任を取るのかと迫る。

   <福田 ないものは責任取りようがないだろう。ないんだから。ないんだって、ないんだって言ってるだろう! いい加減にしろよ、ホントに>

   いまのところ、デジタル版の「デイリー新潮」に音声は載っていないようだ。録音した女性記者への配慮からだろうが、豊田真由子ケースのように、載せれば即、辞職だろうな。

安倍首相「日米首脳会談」花道に退陣?心ある官僚や首長たちから総スカン

   「捏造の宰相」(週刊文春)安倍晋三も進退窮まったようだ。森友学園との国有地払い下げについての公文書を改ざんしていたことだけでも大変なのに、イラクへ派遣していた自衛隊PKO部隊の日報が、当時の稲田大臣が「ない」と答弁していたものが次々に見つかり、政府に都合の悪いものを隠蔽していたことが明るみに出てしまった。

   そのうえ、愛媛県の中村時広知事が、愛媛県職員が加計学園の獣医学部新設の件で東京へ出張して、当時の柳瀬唯夫首席秘書官と面談した際、柳瀬が「本件は首相案件となっている」と発言したと職員の報告メモにあったと、会見を開いて発表したのである。<安倍官邸に都合の悪い文書は破棄もしくは非開示、さらには隠蔽、改ざんされる>(週刊文春)

   民主主義の根幹である、公文書の情報公開を通して国民が権力をチェックするという機能を、この政権は奪って恥じることがない。片山善博が「世界」5月号で、<これまでの安倍政権を振り返ってみると、こうした民主主義における権力の腐敗防止装置が一つ一つ取り外されていることに気付かされる>と批判し、重要法案でも数の論理で最初から結論が決まっているため「国会が無力化」されてしまっていると指摘している。

   こうした状態に危機感を覚えた心ある官僚や地方自治体の首長たちが反乱を起こし、安倍政権へ「ノー」を突きつけているのだ。もはや死に体になった安倍首相は、早ければトランプ米大統領との首脳会談を終えた後、退陣するのではないだろうか。

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