「子どもの反抗期」性ホルモンの影響だった!イライラして感情をコントロールできない
2018.04.18 13:07
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性ホルモンの分泌が減少して心身に不調をきたすのが更年期だが、実は性ホルモンは思春期の「反抗期」にも関係しているという。
遠藤亮アナウンサー「思春期は性ホルモンが大量に分泌され、不安定になったり、言動が荒くなったりします」
性ホルモンは小学6年生くらいの時に多くなる。脳内の扁桃体や海馬などさまざまな場所に影響を及ぼし、ちょっとしたことで怒ったり、イライラしたり、怒鳴ったりしやすくなる。よくわからない感情の起伏に襲われ、子ども自身もコントロールできないのだ。
早寝・早起きで抑制物質セロトニンを大量分泌
反抗期の暴走をコントロールするのが「セロトニン」だ。神経伝達物質の一つで、脳の神経細胞の間で受け渡され、情報を伝える。これが多いと不安やイライラが抑えられる。
文教大学教育学部の成田奈緒子教授は、「朝日を浴びる」とセロトニンが多くなるという。目に太陽の光が入ると、脳内のセロトニンの量は2~3倍に増える。夜にはたっぷり寝る。小学6年生なら、9時間連続した睡眠を取るのを目標にしたい。朝日を浴びるためにも、21時までに寝て6時までに起きるのが理想だ。
近江友里恵キャスター「睡眠時間を切り替えるのはなかなか難しいと思うんですが、コツはありますか」
成田教授「大きいお子さんは塾や習い事があり、寝る時間を早くしましょうというとストレスになってしまいますとね。まずは、朝はだいたい一定時刻に目を覚まして、太陽の光を浴びるように外に出て体を動かしてみる。昼寝をできるだけせず、眠くなったら早めに寝てしまうのがオススメです」