2024年 4月 23日 (火)

名誉棄損裁判でも福田次官に勝ち目なし!音声は間違いなくご本人

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   テレビ朝日はセクハラ被害を受けていたのは当社の女性記者だと公表し、財務省に抗議文を送ったが、福田淳一次官は「全体を聞いてもらえばセクハラではない」と否定し続けている。「では、なぜ辞めるのか」と追及されると、「こんな状態では仕事ができないから」と支離滅裂だ。

   野党は財務省のヒアリングで「福田氏の会見を開け」と迫ったが、財務省は「調査します」と逃げる。立憲民主党の辻元国対委員長は「安倍政権の膿が出ている。安倍首相がウミの親」といい、大蔵省で福田氏と同期の片山さつき議員も「セクハラは、そう感じる相手側の問題ですから、弁解の余地はない」と批判する。

呆れたセクハラぶりが法廷に

   ニュースは海外にも伝わった。「日本は女性国会議員が最も少ない国」(AFP)、「財務省は、被害者でなく福田次官を守ろうとしている」(ウォールストリート・ジャーナル)と報じられている。

   司会の加藤浩次「福田氏は、全体を聞いてもらえばセクハラではないと言っていますが、これは音声が自分のものだと認めたことになるのではないですか」

   福田氏はセクハラを報じた「週刊新潮」を名誉棄損で告訴するとしているが、菊地幸夫(弁護士)は敗訴濃厚だという。訴えられたメディアが勝つためには、記事の「公共の利益」「公益目的」「会話は真実」の3つを立証しなければならないが、相手が公務員の場合は、前の2つの要件はいらなくなる。つまり争点は音声が本物かどうかだけになるという。

   福田次官は音声は自分のものと認めているわけだから、後は発言がハラスメントにあたるかどうかだ。裁判になったら、いよいよ福田氏の呆れた言動が明らかになる可能性が高い。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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