被害額3200億円!海賊版サイト「漫画村」追い詰めろ!海外プロバイダー介して闇に隠れる運営者
2018.04.20 12:59
0
隠しスペースで大手企業から広告料かすめ取り
「クロ現+」は運営者までたどり着けなかったが、収入源になっている闇の広告の実態はわかった。広告はアダルト系、洋服、香水などさまざまだが、画面をスプロールさせていくと、終わり部分の下にさらに隠しスペースがあった。表示させると、銀行や不動産会社など大手企業の広告が数多くあった。つまり、実際に見られていない別のサイトの広告も閲覧したとカウントされる仕組みだった。漫画村の運営者はそのサイトの広告収入の一部を得ているようで、ネットセキュリティー専門会社は「広告主側も騙されている二重の詐欺につながる行為だ」と指摘している。
漫画村のサイトは17日午後(2018年4月)から閲覧できなくなっている。運営者側がサーバーへの経路を閉じ、事実上閉鎖したとみられる。しかし、別の海賊版サイトがSNS上で話題になっており、結局はイタチごっこだ。
こうした海賊版サイトを防ぐ手立てはあるのか。政府は先週、「漫画村」「AniTube」「 MioMio」の3つの海賊版サイトを閲覧できないようにするサイトブロッキングを容認する意向を示した。ただ、「通信の秘密の侵害に当たり、検閲につながる恐れもある」と反対する声も出ている。
*NHKクローズアップ現代+(2017年4月18日放送「追跡! 脅威の"海賊版"漫画サイト」)
文
モンブラン