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公務員ランナー川内優輝 プロ転向の皮算用―思いっきり練習したい

   日本人ランナーとしては31年ぶりにボストン・マラソンで優勝した「公務員ランナー」川内優輝選手(31)が、来年3月末(2019年)で埼玉県庁を辞め、プロのマラソンランナーに転向するという。ボストンから帰国した成田空港で、賞金1600万円の使い道を聞かれ、「来年4月から公務員辞めてプロに転向するのでその活動資金にします」と話し始めた。突然のプロ転向表明に、報道陣もビックリだった。

招待選手ギャラもこれからはOK

   プロ転向の理由だが、2016年3月に一足早くプロに転向した弟の鮮輝(よしき)選手(27)にあるという。「弟さんはプロに転向してから練習やマッサージを思い通りにでき、驚くほど記録が伸びたのを見て、急にプロ転向を決めたようです」と司会の羽鳥慎一は解説する。

   たしかに、弟は3月11日(2018年)の「サンスポ古河はなももマラソン」で2時間20分24秒の大会新記録を出し、2度目の優勝を果たしている。

   川内は埼玉県立久喜高校定時制で事務職についていますが、「来年3月末で5年目を迎え、異動の対象になりそうなんです。その区切りをプロ転向のタイミングと考えたようです」(羽鳥)

   これまでは、招待選手となっても、公務員のため出場ギャラは受け取れなかったが、これも受け取ることができるようになる。