2018年 9月 21日 (金)

文学作品のテレビドラマ化は大失敗!いまどきこんな一面的で単細胞の主婦いますか?
<あなたには帰る家がある 第1回>(TBS系)

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   原作は山本文緒、つまり文学作品であるが、これがテレビドラマ化された時に、果たして成功するかどうか。第1回目を見た限りではつまらないこと夥しい。何故なら、2組の夫婦の描かれ方が、実にステレオタイプで単純で、先が見えてしまうからである。

   佐藤秀明(玉木宏)は住宅販売会社勤務のサラリーマン、妻の真弓(中谷美紀)は専業主婦。結婚13年目でお互いに不満タラタラ、真弓は再就職しようとしている。一方、中学校教師の茄子田太郎(ユースケ・サンタマリア)と妻の綾子(木村多江)は時代遅れの亭主関白で、綾子はいつも太郎に従順に従い、家事は完璧にこなす。

   秀明は職場で出会った茄子田夫婦の従順で美しい綾子に強く惹かれる。自分の妻の真弓がいつも上から目線で気に入らなかった彼は、綾子と一線を越えてしまう・・・。実によくある、どこかで見たような展開である。現代の主婦たちがこんなに一面的で単細胞であるか。家庭的で完璧な主婦でも、メディアでもSNSでも、子供を通したママ友の世界でも、嫌も応もなく視野は広がるもので、夫婦のそれぞれがこのように一方的にパターン化されてはいられない。

   特に再就職する真弓を演じる中谷美紀が、台所で料理を作っている場面でもバッチリメイクで、まるでテレビに出ている料理教室の講師みたい。結婚13年目の倦んだ日常のリアリティは皆無だ。4人の中では仏頂面のユースケが1番マシ。見続けたい意欲がわかぬ。(放送2018年4月13日22時~)

   (黄蘭)

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