『障害者』に子どもつくらせるな!戦後50年も続いたナチスまがいの優生保護法―強制不妊手術の被害者1万6000人
2018.04.27 12:28
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ヒトラーのユダヤ人・障害者抹殺と同じ思想
なぜこの問題が今まで埋もれたままになってきたのか。武田真一キャスターの疑問に、福田記者は「当事者が声を挙げづらかったのと、社会が目を向けてこなかった」からという。
それが注目されるようになったのは、ある一人の女性の存在だった。女性は重い障害があり、親族がこのままでは事実が埋もれてしまうと裁判を起こした。これを契機に、いま当事者5人が国に謝罪と補償を求め提訴している。
森岡教授「優生思想は、濃淡はありますが、だれもが持っていると思います。大事なのは、その優生思想が現実社会に溢れ出て、弱者の人権や尊厳を傷つける事態を、ストップする仕組みを考えることです」
優生思想はヒトラーのナチスがユダヤ人や障害者を抹殺する根拠とした考え方だった。それが戦後の日本で優生保護法として導入さ、50年間も堂々と実施されてきたことにあらためて驚く。
モンブラン
*NHKクローズアップ現代+(2018年4月25日放送「"私は不妊手術を強いられた"~追跡・旧優生保護法~」)