2018年 5月 27日 (日)

田舎町の元気な本屋さん!美容室やコインランドリー併設して帰りに本も買って・・・

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   書籍・雑誌の販売金額(推定)は、1996年には2兆6564億円だったが、2017年には1兆3701億円と約半分にまで落ち込んだ。とくに減っているのが雑誌の販売だ。書店業界に詳しい永江朗さん(フリーライター)は、「1995~96年はちょうどインターネットが普及し始めたころで、雑誌は暇つぶしと情報を得る側面がありました。今はスマホになっちゃいましたよね」と落ち込みの理由を解説した。

   生き残りを図るため、さまざまな企画で成功している書店もある。広島と岡山の県境、農業と畜産が盛んな庄原市東城町の「総商さとうウィー東城店」は、客層に合わせて、他の書店ではベストセラーや新刊が置かれるスペースに農業書をズラリと並べている。さらに、雑誌で取り上げられている商品を取り寄せ、隣に並べて販売したり、ファッション誌の近くに化粧品を置いたりと、本以外の商品も豊富だ。

   客の要望を受け、店主の佐藤友則さんの妻・恵さんが営む美容室も、書店の隣にオープンした。恵さんが面白いと思った本を客とのトークで勧めると、美容室の客が勧められた本を買って帰る。恵さんが勧めたことで100冊以上売れた本もあるという。

雑誌・書籍の隣りに地元名産の唐辛子、焼き海苔、3足1000円の靴下

   カラーリング後に本を買って帰った客は「田舎なので、行くところが限られてきます。できれば一つのところでことを済ませて帰りたいですね」と話す。ほかにも、アクセサリーや地元名産の唐辛子、東京まで仕入れに行った焼き海苔も販売されている。一番売れているのは、3足1000円の靴下だそうだ。

   2017年には、敷地内にコインランドリーもオープンした。洗濯の待ち時間に書店に立ち寄ってもらえると考えたからだ。

   佐藤さん「本だけではやっていけなくなっています。その中で存続しようとすると、利益率が高いものを足していくのを意識しています。『本+○○』をしていくことが、町に本屋を残す大きな理由になると思います」

   雨宮萌果アナウンサー「今後、パン屋さんや移動スーパーに本を乗せて販売することも計画中だそうです」

文   ピコ花子
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