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<オータケ・サンタマリアの100まで生きるつもりです>(テレビ朝日系)
似た者同士・さまぁ~ず大竹&ユースケ・サンタマリアの初タッグ番組 

   5月2日・5月9日(2018年)の水曜深夜2時台、2週限定で放送されたこの番組。健康に対して興味がある、さまぁ~ず・大竹一樹とユースケ・サンタマリアという、初タッグの似た者同士コンビに、ちょっとアブなげな健康マニアの人たちが独自に編み出した『100歳以上楽しく長生きするための健康法』を学んでもらう。今回は後編の方をご紹介する。

   ユースケが選んだテーマは『雑草ドリンク』。この雑草ドリンクを作っているTokyo仙人ジム会長の黒羽根雄大さん(37歳)は、25歳の時に大病したのがきっかけで、今や多くの人々へ運動法や食生活を指導しており、市販のものでは飽き足らず自作のドリンク等を作り出すようになったとのこと。この自作ドリンクを3つ紹介する。

2人を知り尽くしたスタッフだから良いリアクションが

   1個目は手作りの「酵素ドリンク」。そこら辺の雑草から抽出しているらしい。「そこら辺の?」とひっかかる大竹。雑草はどこでも生える力があるため、植物の中でも一番エネルギーが高いというのだ。これにはユースケも「確かに言いますよね、これは」と納得の様子。作り方は、なるべく空気汚染されていない野山で刈ったクローバー、ヨモギ、タンポポなど多くの種類の雑草5キロ(!)を細かく刻み、砂糖5.5キロと発酵助成剤を加え、よく混ぜる。それを1週間漬け込み、その間小まめに混ぜる。1週間後、抽出された黒い液体が完成品。手が込んでいてなかなか衝撃的。

   さらに2個目の、米の研ぎ汁などから作った「自家製乳酸菌水」と、3個目の、浄水器の水に麦飯石(ばくはんせき)を加え、煮出した「自家製飲料水」をスタジオでMCの2人が飲むことになるのだが、ここで潔癖症のこの2人は駄々をこね始める。

   ユースケが「一つ気になったのがさぁ、(雑草を混ぜるのに)手でこうやったでしょう。あれダメなのよ」と言うと、すかさず進行の堂真理子アナが、自分の手で混ぜることで自分の常在菌を取り入れることが大事だと説明。しかし、ユースケは「自分で飲む分にはいいよ!」と論破。確かにそうだ。らちがあかないので、とりあえず飲まなくても効果がある2番の乳酸菌水スプレーを堂アナが半ば強制的に吹きかけた後、3番の飲料水をどちらかが飲むことに。

   ユースケは大竹へ「やっぱ先輩! 俺はバカルディ世代だから。先輩の背中を見てきたから(大竹が飲んでください)」という謎理論を展開。「バカルディ世代」って言葉も失礼ながら初めて聞いた。

   大竹も「この30度ある日に...冷蔵してきたの? ヨダレ垂らしたADが、足も洗ってないADがこう、雑にこう...。この時間が嫌い、この(飲めって言う)圧っていうか。俺もこれで飲んできてないのよ」。

   ユースケも「俺もなんですよ!」とまさかの共鳴。こねる駄々が一々面白い2人だが、その後ようやく大竹が飲もうとしたら、ユースケが「大竹さんちょっと待って、こっち(1個目の黒い発酵ドリンク)もありますよね?」と待ったをかける。酵素ドリンクの方がきつそうなのを思い出したユースケだったが、結局じゃんけんで当初の通り、大竹が飲料水、ユースケが酵素ドリンクを飲むことに。

   飲料水はほぼ水なので、「トロっとした感じがする、気のせいかな?」(大竹)程度だったが、ユースケの飲んだ酵素ドリンクは、「地獄!地獄!しばらく飯食うとこれ思い出すよ」(ユースケ)と散々な味だった模様。

   と、たった特製のドリンクを飲むだけでこんなに面白くなるのか!という感じだったが、実はこの番組のスタッフは、制作会社のk-maxを中心に、ユースケの出演していた「『ぷっ』すま」および、大竹の出演する「さまぁ~ず×さまぁ~ず」(テレビ朝日)や「内村さまぁ~ず」(TOKYO MXほか)等を手がけるスタッフが結集、もう2人のことは熟知済み。この2人ならではの良いリアクションを引き出すのもさすがに上手い。違う企画でも、ぜひこのコンビの続編を見てみたいところ。 (5月9日深夜2時21分~)

   鯖世傘晴