2024年 4月 20日 (土)

「米朝首脳会談中止」トランプより役者が上だった金正恩!アメリカ事情よく知った手だれの交渉人

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   6月12日(2018年)にシンガポールで行われるはずだった米朝会談が中止になった。トランプ大統領が金正恩委員長に「この手紙をもって、双方にとっては良いことで、世界にとっては不利益ではあるが、シンガポールでの首脳会談は開かれないことをお知らせする」(朝日新聞5月25日付)と通告した。

   <米メディアによると、ホワイトハウス高官は、24日に北朝鮮の崔善姫(チェソンヒ)外務次官が声明で、北朝鮮に強固な姿勢をとっていたペンス副大統領を『ダミー(まぬけ)』と批判したことが『とどめ』だったと打ち明けた>(同)

   それまで会談に前向きだった金正恩だったが、5月8日に中国・大連を訪れて習近平と2回目の会談を行ってからアメリカを批判し始め、「一方的に核放棄だけを強要しようとすれば、来たる朝米首脳会談に応じるか再考するほかない」と強硬姿勢に転じていた。

   ニューズウイーク日本版は、「『「交渉の達人』が世界を翻弄する」という大特集を組み、<正恩は合理的な考えの持ち主であるだけでなく、合意に前向きな手だれの交渉人><(韓国からの=筆者注)米軍撤退要求の取り下げは政策の大転換を意味し、正恩が父親や祖父よりも現実を正しく理解している証拠>として、金正恩の交渉のやり方を褒めていた。

   会談に成功すれば11月にあるアメリカ中間選挙への追い風になるばかりでなく、ノーベル平和賞もあり得るとの声まで上がり、引っ込みがつかなくなったトランプは何が何でもこの「ディール」をまとめようとするのではないかと見ていた。

   米朝関係の主導権を金正恩に握られたことにトランプが反発して、一度会談をご破算にすることで、主導権を取り戻そうとしたのかもしれない。書簡では「もし、あなたが心変わりをして、この最も重要な会談を望むというのなら、ためらわずに電話か手紙を送って欲しい」と綴り、対話路線に戻る可能性をほのめかしている。

   トランプの書簡に金正恩がどう対応するのか。それによって、ここまでの金の「微笑み対話路線」が本物かどうかがわかる。

朝日新聞論説委員「セクハラ疑惑」週刊文春の取材に逃げ回るばかりの隠蔽体質

   他の新聞よりも朝日新聞が批判されることは多い。新潮45が「朝日の論調ばかりが正義じゃない」という特集を組んでいる。私は、長年、朝日新聞を読んできたが、論調が常に正義だとは思わないが、他紙ほど偏っていないとはいえるのではないか。

   だが、そうした朝日人の中にも、女性記者に無理やりキスをする輩がいると週刊文春が報じている。朝日の現役社員がこう告発している。<財務省を担当する記者クラブ「財研」に所属し、福田次官問題も取材している女性記者のA子さんが最近、経済部の上司にセクハラをされたというのです>

   A子が3月下旬に経済産業経産省の前担当記者と現担当記者が集まった飲み会の席で、「歓送迎会の後、バーでBさんにキスされた」とこぼしたというのである。

   歓送迎会が開かれたのは3月20日(2018年)。A子は幹事の一人で、二次会の後、そのBに誘われ2人でバーへ行ったという。<「そこで無理やりキスをされ、B氏はA子さんの自宅にまで上がりこもうとしてきたそうです」(朝日新聞の中堅社員)>

   Bは、4月の人事で経済部次長から、社説も手掛ける論説委員に出世した40代後半の男で、部下の間では「パワハラ体質」としても知られていたというのだ。A子からキス強要の件を聞いた同僚は、「会社に訴え出たほうがいい」と進言し、彼女は会社に話したという。ところが、この件を聞きつけた丸山伸一経済部長が、「口外するな」とかん口令を敷いたというのである。

   福田前財務省事務次官のセクハラ発言を厳しく批判していて、社内にはセクハラ防止規定があり、ハラスメント対応の専従チームを置いていると、<自社のセクハラ対策に胸を張っていた>(週刊文春)

   朝日新聞がこれでは、安倍官邸と同じ「隠蔽体質」といわれても仕方なかろう。当事者たちを取材すると、広報に聞いてくれというだけ。ではその広報はというと、個別の案件については答えをひかえるといいながら、「当事者の立場や心情に配慮し、保護を優先する観点から」質問に答えられない場合があることをご理解くださいと、何やら日大アメフト部の井上コーチのような答えを返してきたそうである。

   Bのセクハラ行為を否定していないところを見ると、そうした事実はあったと考えていいのだろうが、朝日新聞がこの対応とは情けない。

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