2024年 4月 16日 (火)

<オトナの土ドラ「限界団地」>(東海テレビ・フジテレビ系)
佐野史郎の「不気味さ」出色!引越しあいさつで配るドアノブカバーの意味は?予想不能な狂気

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   NHK大河ドラマ「西郷どん」の井伊直弼役の圧倒的な存在感。かつて「ずっとあなたが好きだった」の快演で世に冬彦さんブームを巻き起こした佐野史郎の、連続ドラマ初主演作品だ。

   誰とは言わないが、ぽっと出のアイドルやらモデルやらパフォーマーやらがいきなり主演と聞いてもなんとも思わないが、佐野のような超ベテランが63歳にして初主演と聞くと、応援したくなるのが人情である。

昔の和気あいあいの団地に戻したい・・・ルール守らない住人の連続死

   寺内誠司は息子夫婦を1年前に火事で亡くし、その忘れ形見である孫娘を引き取り、高齢の父(山谷初男)と3人で、かつて自分が幸せな少年時代を過ごした「あやめ町団地」に引っ越してきた。ところが、団地に昔の面影はなく、人も建物も老朽化の一途。ルールを守らない住人や挨拶しても無視する住人、やる気のない自治会長が跋扈していた。

   あの頃の家族的な温かい団地を取り戻したい!佐野が奮闘する話だ。

   ほのぼのとした話かと思うと、決してそうではない。サスペンス要素があり、団地内で不審な連続死、ルールを乱す住人を不幸が襲うなど、謎が広がる。はたして、犯人は、その目的は・・・

   番組サイトのイントロダクションションには、「人生の終わりが見えている老人の、孫娘へ注ぐ異常な愛情、古き良き団地への執着。周囲の住人を巻き込みながら、予測不能な狂気の物語を紡いでいく」とある。

平成の冬彦さんの怪演楽しみ

   お近づきのしるしにと、団地を一軒ずつ回り、孫娘とともにお手製のドアノブカバーを配る場面があったが、カラフルなドアノブカバーが不気味なアイテムに見えてしまうのは、佐野マジックである。ピンポンが鳴って、ドアの前に佐野がいたら怖い。開けるのをためらいそうだ。

   孫娘・穂乃花を演じる渡邊詩ちゃん、お隣の桜井家の息子・颯斗役の前田虎徹くんが可愛く癒される。ゴミ屋敷の住人・江波杏子もなにかありそうだ。

   あの佐野史郎がおじいちゃんか、と思いつつも、平成の冬彦さんの怪演が見られるのは楽しみだ。(毎週土曜23時40分~)

   大熊猫

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