2024年 4月 25日 (木)

栄和人監督クビで終わらせるな?学内に澎湃と沸き上がる「増長させた谷岡郁子学長も辞任せよ」

トヨタとソフトバンクが合併するって!?IT至上主義者の言うことは話3分の1

   このところ、自動車産業の黄昏を云々する本がよく出されている。田中道昭氏というマージングポイント代表が書いた「2022年の次世代自動車産業」(PHPビジネス新書)もその1冊である。

   その田中氏とソフトバンクの社長室長だった嶋聡氏が週刊現代で、トヨタとソフトバンクが合併する日について語り合っている。ここでは、田中氏のこの言葉だけを紹介しておこう。

   <「ライドシェア(相乗り=筆者注)の会社は航空、鉄道、クルマ、自転車までをすべてITでくっつけようとしている。そうなるとその後は、アマゾンのような生活サービスや保険のような金融もくっついてくる。やがて自転車から飛行機まで月額料金1万円ですべて乗り放題なんてサービスも出てくるでしょう。
 次世代の自動車産業でもトヨタが覇権を握ろうとするなら、このライドシェアに自ら参入しようとするくらいの気構えが必要です。いやトヨタは日本の産業や雇用を守るという使命も背負っている会社なのですから、それ以上のグランドデザインを描かなくてはならない」>

   こうなる前に、まだまだやるべきことはあると、私は考える。

   自動運転車の安全性だってまだ確立されていない。90年代、これからはあっという間にIT時代が来て、紙の本などなくなるといっていたのはマイクロソフトであった。それから20年経っても、デジタル書籍は紙の本や雑誌を追い抜けない。

   IT至上主義者のいうことなんぞ、話半分どころか、3分の一と思って聞いていればいい。ソフトバンクの孫正義の「野望」にやすやすと乗ると、バカを見るのはトヨタのほうであろう。

元木昌彦プロフィール 1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。


【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中