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トヨタとソフトバンクが合併するって!?IT至上主義者の言うことは話3分の1
このところ、自動車産業の黄昏を云々する本がよく出されている。田中道昭氏というマージングポイント代表が書いた「2022年の次世代自動車産業」(PHPビジネス新書)もその1冊である。
その田中氏とソフトバンクの社長室長だった嶋聡氏が週刊現代で、トヨタとソフトバンクが合併する日について語り合っている。ここでは、田中氏のこの言葉だけを紹介しておこう。
<「ライドシェア(相乗り=筆者注)の会社は航空、鉄道、クルマ、自転車までをすべてITでくっつけようとしている。そうなるとその後は、アマゾンのような生活サービスや保険のような金融もくっついてくる。やがて自転車から飛行機まで月額料金1万円ですべて乗り放題なんてサービスも出てくるでしょう。
次世代の自動車産業でもトヨタが覇権を握ろうとするなら、このライドシェアに自ら参入しようとするくらいの気構えが必要です。いやトヨタは日本の産業や雇用を守るという使命も背負っている会社なのですから、それ以上のグランドデザインを描かなくてはならない」>
こうなる前に、まだまだやるべきことはあると、私は考える。
自動運転車の安全性だってまだ確立されていない。90年代、これからはあっという間にIT時代が来て、紙の本などなくなるといっていたのはマイクロソフトであった。それから20年経っても、デジタル書籍は紙の本や雑誌を追い抜けない。
IT至上主義者のいうことなんぞ、話半分どころか、3分の一と思って聞いていればいい。ソフトバンクの孫正義の「野望」にやすやすと乗ると、バカを見るのはトヨタのほうであろう。