2019年 2月 23日 (土)

地元自治体の「包括」もっと活用して!離れて暮らす親の介護サポート

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   老親の介護はそれだけで大きな負担だが、さらに離れて暮らしていたらどうしたらいいか。下手をすれば、共倒れになりかねない。自分が親元に引っ越すか、あるいは親をこちらに呼び寄せるか――。調べてみると、離れて暮らしたままでも最小限の負担で介護する方法はあった。

   親が住む市区町村の高齢者介護や福祉を業務とする総合窓口「地域包括支援センター」(包括)に連絡すると、担当者が親の家まで出向き、様子がおかしいなどの変化がないか確認してくれる。介護認定の手続きの代行なども、センターによっては無料で依頼できる。

   ケアマネジャーから介護のアドバイスをもらったり、ヘルパーに家に行ってもらうのもよい。主な介護はプロに任せでいいのだが、何かあった時にすぐ連絡してもらえるよう、近所の人に連絡先を伝えておくなどの「体制作り」をしておくのが重要だ。

どちらが面倒見るか・・・きょうだいでもめたときもアドバイス

   親の介護を他人に頼むなんて・・・と罪悪感を覚える人も多いかもしれないが、「家族だけで背負ってしまうと、兄弟・姉妹間のトラブルになりかねないんです」(古野晶子アナ)

   足が悪く要介護認定を受けている母親を持つAさん(40代)は、妹との介護の分担に悩んでいる。Aさんは母親が一人で暮らす実家の隣町、妹は車で1時間以上離れた町で暮らしている。Aさんは長女で家が近いという理由で、病院の送迎や買い物のサポート、ケアマネジャーとの連絡などすべてを担っている。

   ある日、「母の入浴をどうするか」で揉めたことがあった。実家の風呂は昔ながらの作りで浴槽が深く、母親が一人で入るのは難しい。Aさんは風呂をリフォームし、ヘルパーの介助で入浴できるように提案したが、妹は「身内がやった方がいい」と反対する。「家が近いんだから、お姉ちゃんの家の風呂に入れてあげなよ」と言い出した。

   Aさんが介護疲れと更年期障害が重なって寝込んでしまった時も、「いつまで私に介護させるの」と言われた。

   社会福祉士の川内潤さんはこうアドバイスする。「親御さんの状況が悪化して、感情が揺さぶられる時に、きょうだいの役割分担を冷静に相談するのはなかなか難しいです。こういう状況にはまっている方は、第三者に入ってもらう。ケアマネジャーや包括の方に入ってもらうことは決して悪いことではないです。大事なのは親にとっていい環境がどこなのかで、きょうだいがどう楽するかじゃないですよね」

文   ピコ花子
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