2018年 7月 19日 (木)

西日本豪雨、多くの犠牲者はなぜ逃げなかったのか 「自分は大丈夫」という油断が怖い

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   平成最悪の西日本豪雨で避難指示が出ていたにもかかわらず、多くの犠牲者が出た。なぜ逃げなかったのか。防災システム研究所の山村武彦所長に聞いた。

   自治体が出す避難情報は3段階にある。まず、避難準備(高齢者等は避難開始)、次が避難勧告(安全な場所に避難を勧める)、最後が避難指示(緊急)。「避難が危険なばあいは自宅の上階などへ退避」という意味だ。

避難という言葉より『逃げてください、山が崩れます』

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   羽鳥慎一(司会)「実際の時、どこの段階で避難しますか」

   青木理(ジャーナリスト)「俺は大丈夫だと思う人が多いですよね」

   菅野朋子(弁護士)「勧告だとなかなか、動かないのでは」

   4年前にも多数の犠牲者が出た広島市安佐北区の災害対策本部では「避難準備情報をいつもの規定より早めるなど、早めの避難を呼び掛けた」といっている。

   山村所長は「全体として、気象庁も自治体も適切な情報を出したと思っています。しかし、出された情報が住民にきちんと届かないところに問題があります。例えば、避難という言葉より、逃げてください、山が崩れます、という方が分かりやすいですよね」

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「勧告や指示より命令の方が強い。しかし、命令だと強制になり、逃げない権利があると言い出しかねないところもある」

   羽鳥「今回もまさか自分に起きるとは。油断していました、と思っていた人が多いと思います。どうすればいいでしょうか」

   山村所長はこう述べた。

   「行政だけに頼らず、我が家の避難ルールを明確にしておくことが大切ですね」

文   一ツ石 | 似顔絵 池田マコト
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