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死亡率が3割! 熱中症よりはるかに怖い「夏血栓」はこう防ごう

   熱中症とよく似ているが、もっと怖い「夏血栓」の広がりが心配されている。

   体から水分が奪われると、血液がどろどろになり、血のかたまりができて血流がとどこおる。脳梗塞や心筋梗塞、肺塞栓症を引き起こすことがあり、死亡率は最大30%。熱中症による搬送患者は1%というから、危険性ははるかに高い。

めまいや倦怠感、頭痛、しびれが起きたらすぐ病院へ

   池袋大谷クリニックの大谷義夫院長が50代男性の胸部レントゲン写真を見せながら解説する。そこには血栓が集まった部分の血管がふくれて太く写っていた。「この人は命の危険もあり、病院で蘇生措置をしました。若い人からお年寄りまで、誰にでも起こり得る」という。

   初期症状が熱中症と同じ、めまいや倦怠感、頭痛など。夏血栓だと呼吸困難やしびれなどの症状に進む。アルコールの多量摂取、高コレステロール値や高血圧、同じ姿勢を続ける人はかかりやすい。重症化する前に病院に行く必要がある。

   キャスターの水卜麻美アナ「狭い避難所にいる方はとくに気をつけないと」

   司会の加藤浩次「水を飲んで横になっていれば大丈夫と考えると違うということですね」

   大谷院長は予防に、1時間100ccのこまめな水分摂取や青魚、タマネギ、納豆、ココアミルクが有効だとすすめている。