2019年 12月 10日 (火)

<高嶺の花>(日本テレビ系)
きれいで賢くて勝ち気な石原さとみ魅力全開!ほんわか峯田和伸とのちゃぶ台朝食いいなあ

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   華道の家元の娘・もも(石原さとみ)は、半年前に婚約を破棄された相手のことが忘れられず、ストーカーまがいの行為を繰り返す。やせ我慢をしている様子を見かねた父が、ももに「新しい恋」をしたらと提案した。誰でもいいから、優しい男にふらっとなびき、気持ちが晴れたらポイ捨てすればいい。失恋の連鎖にとらわれていては前に進めないから、捨てることで捨てられた痛みをで癒せというわけだ。この論理って、乱暴ですか。

   「ぜんっぜん元気だから。何なら東京マラソン出ちゃおっかな」と父を苦笑させて出向いたスナックで、「ワンチャンありそうな感じ!?」と声をかけられ、「あるわけねえだろ、お前らにッ!」と毒づくももは、きれいで賢くて、腕力もある。勝気に見えるし、いや、本当に気は強い。陰口をたたかれても、気にしていないふりでやり過ごす聡さも強さも持っている。

   そうして過ごしてきたから、凹んでいる顔なんて身内にも見せられない。けれど、本当は婚約破棄のショックで自律神経に不調をきたし、モノの味もわからないのだった。

裏切った婚約者忘れられずストーキング

   家元の直系で強くあらねばならなかった娘を演じる石原さとみがいい。同じ勝ち気なキャラクターでも、鈍感力とまっすぐさでミシミシ障害物をなぎ倒していた「校閲ガール」のときの石原さとみより、100倍推せる。

   そんなももの前に現れたのは、母の介護に従事するうちに、結婚のタイミングを失ったまま39歳になってしまった自転車店主の風間(峯田和伸)だ。「赤の他人に話すと楽になりますよ」とももに水を向けた風間は、婚約破棄の真相を語ったももを「いい女です」と言う。

   婚約者に浮気され、その相手に子供ができて結婚はご破算になった。そのことは納得しているが、顔が見たくて元婚約者を遠くから眺めに行ってしまう。それがやめられなくて、警察から接近禁止命令も出されている。こんな私が・・・と言うももに、風間は「ひどいことをされた元婚約者を憎めないあなたは愛の人だ」と静かに話しかける。

   そのまま泥酔し、カラオケオールのあとに、風間の家でちゃぶ台をかこむももと風間の朝食シーンが美しい。借り物のジャージで、納豆を同じ皿から取り合う明るい朝。バックには「ラブミーテンダー」と抒情的な演出が畳みかける。

あちこちに仕掛けられた布石・・・野島伸司脚本にワクワク

   ももの父の目論見通り、風間は使い捨てられてしまうのか。ももは傷をいやせるのか。加えて、元婚約者の家庭崩壊の兆しに、腹違いのももの妹が姉に抱くコンプレックスとの闘い。もも一族を駆逐しようとする新流派との争い――今後の展開を予想させる種まきも十分である。

   初回から詩情全開、フレーズ大放出な野島伸司脚本が、石原さとみがどう「開いていく」のか。少なくとも、初回切りはもったいないワクワク感でした(水曜よる10時)

                             

ばんぶぅ

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