2018年 12月 17日 (月)

週刊誌・新聞「眞子さま・小室さん記事」の関係者って誰だい?あいまい情報をごまかし

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   8月8日(2018年)の朝日新聞1面を見て驚いた。「『納采の儀、現状では行えない』秋篠宮ご夫妻、小室さんに」。まるで小室圭さんに「眞子と別れろ」と秋篠宮夫妻が最後通牒を突きつけたとでもいわんばかりだ。

   <(週刊誌であれこれ報じられている現状では=筆者注)皇族として国民から広く祝福される状態にないと考えているためだといい、天皇、皇后両陛下にも報告したという>(朝日新聞)

   1面に持ってくる話かね。2日後の10日、朝日新聞は<宮内庁の山本信一郎長官は9日の定例会見で「事実関係を承知していない」としたうえで、「私どもとしては必要なお支えをしていくことに尽きる」と述べた>と報じた。朝日新聞の報道を宮内庁長官が打ち消したという内容だが、これは25面の小さなベタ記事。朝日新聞の価値判断はおかしいと思わざるを得ない。

   同じような報道は週刊文春、週刊新潮にもある。週刊文春によれば、美智子皇后が「去る者日々に疎し」というのは、結婚を誓い合った若い恋人同士にも有り得ることかしら?」と千代田関係者にお尋ねになったというのだ。

   週刊新潮はもっとすごい。御所の事情に通じる関係者が、<「最近の皇后さまは『小室さんとは、一体どういう方なのでしょう』としきりにこぼしておられます」としたうえで、重ねて「皇嗣(秋篠宮さま)の重要性というのは、想像できないほど大きいものです。その皇嗣家に連なる親戚として、あのような方が入ってくるというのは、到底考えられないことです」>といったというのである。

   5月25日に宮内庁が、この結婚問題については、「両陛下は細心の注意を払って固く沈黙を守っておられる」から、無責任な報道はするなとホームページに声明を出したではないか。関係者とはどこのどいつだ、出て来い! 一度、関係者について論考してみたいと思うが、無暗に関係者を使うなといいたい。

   もともと週刊誌から出た言葉だろうが、今では新聞までもが関係者だらけである。どうしても情報源を隠したいのなら致し方ないが、いま使われているのは、情報源が曖昧(伝聞の伝聞だったり伝聞推定だったりする)だから関係者にでもしておこうという、取材不足を隠すために使われているのではないか。

   先の朝日新聞の記事も「関係者の話を総合すると、秋篠宮さまは・・・」である。「秋篠宮家に出入りしている某氏の話によると」ぐらい書かないと、朝日新聞の看板が泣くよ。

編集長が交代したからか・・・きつくなった週刊文春の安倍批判

   アサヒ芸能の合併号が500円になった。週刊現代、週刊ポストは480円。もうすぐ週刊誌ワンコイン時代が来る。

   産経新聞の三井美奈パリ支局長が「パリのカフェで新聞を読む人がめっきり減った。値段を見ると納得。高級紙ルモンドは1部2・6ユーロ(約340円)で、10年で8割値上げした。他紙も同様だから客が減り、売店の閉鎖も相次ぐ」と書いていると、「出版人・文徒」のメールマガジンに出ていた。

   ルモンドのように高級紙でもなく、読まなくてはいられないほど面白い記事があるわけでもない週刊誌が500円では、買う人はさらに減ること間違いない。

   編集長が替わったからなのか、週刊文春の安倍批判がきつくなった感じがする。西日本に豪雨が迫る中、「赤坂自民亭」で安倍が岸田政調会長や上川法相とどんちゃん騒ぎしていたことは知られているが、週刊文春によれば、翌日も菅官房長官と菅に近い衆議院議員と公邸で「二次会」をやっていたそうである。

   すでに広島では死者が出ていたにもかかわらず、キャンセルしなかったという。TBS「報道特集」によれば、麻原を含めた6人の死刑執行の命令書に上川が署名したのは7月3日だそうだ。それなのに上川は「赤坂自民亭」で万歳三唱をやっている。馬鹿三唱でもやってろ。安倍は2日続けて呑み呆けていたのだ。呆れ果てるしかない。

   石破茂が総裁選出馬を発表した。石破からの1対1のテレビ討論をやろうという呼びかけに、安倍は分が悪いと逃げ回っているそうだ。石破のいうように「自民党をここまで病んだ組織にしてしまった」のも、「恥ずかしい国」(週刊文春)にしてしまったのも責任は安倍にある。

   なかなか石破支持に踏み切らない小泉進次郎だが、親父の小泉純一郎が週刊文春の池上彰との対談で、「安倍晋三さん以降に備えてるのだろうね。やっぱり人間、年齢というのは大事で、日本人は四十過ぎないと、一人前に思われないよね」と語っている。

   それまでは、じっと安倍の下で雑巾がけでもするつもりか。この男期待外れかもしれないな。

朝日新聞がいま気が気でない「甲子園球児が熱中症でバタバタ」

   甲子園は盛り上がっているようだが、心配なのはこの酷暑である。熱中症で命にでもかかわる事態が起きたらどうするつもりかね、朝日さん。

   週刊文春で「野球の言葉学」を連載しているジャーナリストの鷲田康氏が、<朝日新聞に「炎天下の運動は控えよ」という記事があったが、それならまず甲子園をやめろと言いたい>と、朝日新聞に剛速球を投げている。

   7月31日に行われた西東京大会決勝戦で、敗れた日大鶴ヶ丘高校の勝又温史投手が試合後に熱中症で救急搬送された。表彰式後にベンチへ戻ったが、脱水症状で歩行もできない状態だった。私が朝日新聞DIGITALで検索した限りでは、朝日新聞はこのことを報じていない。

   全国の大会で熱中症で倒れる選手が続出している"事実"があれば、中止に追い込まれるかもしれないと怖れてのことであろう。今頃、朝日新聞の大会関係者たちは、水ごりでもして神頼みでもしているのではないか。

   同じ週刊文春に、どうでもいい話だが、紀州のドン・ファンこと殺された野崎幸助氏が、今から5年前に遺言を書いていたという話が出ている。何でも、自身と会社の全財産を田辺市に寄付するという内容だという。署名捺印もあるから、裁判所で「検認」の手続きが取られると、3番目の妻に渡るおカネは法定相続分に遺留分割合をかけると、遺産の8分の3になってしまうというのである。まあどっちでもいいがね。

「プラスチック病」蔓延の危惧・・・海中に漂うマイクロチップで乳がんや精子減少

   週刊現代から。スタバがプラスチック製のストローの使用をやめると発表したり、台湾がプラスチック製のコップやレジ袋を2030年までに全面的に禁止するという方針を打ち出したことが話題だ。

   週刊現代によれば、1950年以降、世界で83億トンのプラスチックが製造され、そのうちの63億トンが破棄されたという。それらはほとんど自然には還らず、現在も年間1200万トンのプラスチックが海に流れ込んでいるという試算もあるそうだ。

   プラスチックが海に漂っている間にマイクロプラスチックになり、魚の体内に入って蓄積されているそうである。有害な化学物質がそれに付着したりすることもあり、そうしたものを体内に取り込んでいる魚などを子どもが食べて問題はないのか、と週刊現代は問うている。

   ポリカーボネートという強化プラスチックの原料にビスフェノールAという物質があるが、これは動物の脳や神経に悪影響を与えるという実験結果があるそうだ。乳がんの発生や男性の精子の数が減少することとの関連を示唆する報告もあるという。

   こうした人体への影響はまだ完全には分かっていないようだが、知らず知らずに人体に蓄積され、深刻な影響が出る可能性は否定できないようだ。10年、20年後に「プラスチック病」なる公害病が蔓延するかもしれないのだ。いまから対策をとる必要があること、いうまでもない。

孤独論ブームにビートたけしのキツイ一発!「輝かしい老後なんてないぜ」

   ところで、孤独論ブームである。下重何とかというお婆さんや五木何某というおじいさんの新書が売れている。読めばどうということはない。古代ローマのキケローが人生を語り、老年をうたい上げた時代から、老いと孤独について書かれた本は無数にある。これはどんな優秀な若者にも絶対書けない。年寄りだけの得意技である。

   これにビートたけしが週刊ポストで挑戦した。彼曰く「孤独なんて嘘っぱちだ」「これじゃ『信じる者は救われる』って言われて宗教にハマる貧乏人と同じこと。『独りでもいいことあるよ』って囁きを聞いて、心細い年寄りが踊っているようにしか見えないんだよな。
オイラは『孤独は幸せ』なんてのは嘘っぱちだと思うぜ」

   たけしは「自分が孤独かどうかなんて気になるのは、世間の視線を気にしているからだ」と喝破する。

   素晴らしい老年なんてない。「人生は、年齢を重ねるほどつまらなく、不自由になっていく。夢のように輝かしい老後なんてない――それこそが真理だ。老いるってことは想像しているより残酷だぜ」

   普通に生きていれば、年を取ればとるほどわがままで短気になる。「老人が若者から尊敬される社会なんかより、ジジイが好き勝手にやって世間から嫌われる社会の方が健全だ。それで『やっと死んでくれた』って思われた方がスッキリするよ」

   週刊文春でもたけしは喋っている。何でもこれから6冊ぐらいたけしの「小説」本が出るそうだ。本気で芥川賞を取りたいといっている。1冊ぐらいは読んでみるか。

人は見た目より口臭!相手に与える悪印象のワースト1位

   次はFLASH。口臭は年齢にかかわらずあるから仕方ないが、加齢臭というのは嫌な言葉である。たしかに年寄りは臭い。父親の加齢臭にいささか辟易したことを覚えている。

   だが、自分がそうした年齢になると、何やら体中から異臭が臭っているのではないかといつも心配になる。そこで、桐村里沙という内科医の書いた「日本人はなぜ臭いと言われるのか」(光文社新書)を早速買った。嫌なタイトルだが、うまいタイトルである。

   人の印象は見た目より臭いだそうで、不快な臭いがあると、人の印象は「マイナス54点」になるという。相手に与える印象のマイナス度において、悪臭は堂々の1位だという。

   橘玲の「言ってはいけない」には、政治的嗜好は臭いに出ると書いてある。同じ支持政党の人間の匂いを嗅ぐと、反対の人間は悪臭と感じるが、同じだといい香りだと感じるそうだ。

   口臭は口を健康に保つことで防げる。逆にいうと、健康でない人間は口臭がきついということになる。では、加齢臭はどうしたら「消せる」のか。桐村は、福山雅治(49)のやっている入浴時の洗い方を参考にしなさいという。福山が実践しているのは「お湯洗い」。石鹸は使わず、お湯だけで全身を洗う。耳の周囲や後頭部、足といったポイントを洗う時だけ石鹸を使う。石鹸を使いすぎると皮脂を取り過ぎて、皮膚を傷めて常在菌のバランスを壊してしまうからだと桐村はいう。

   あなたも今日から試してみたら。加齢臭は消えても福山のようにモテるようにはならないがね。

   週刊文春の「藤井聡太7段はこうして育った」という記事から。目を引くのが幼稚園年長の時に入った将棋教室との出会いだ。ここを主催する文元力雄氏は、棋力は田舎初段だというが、指導方法が独特だった。徹底した基礎の繰り返しと将棋以前の礼節遵守。脱いだ靴をきちんと並べるところから始まり、部屋に入る時には、名前を名乗り挨拶する。教室では定跡伝道師と異名を持つ所司和晴7段の名著「駒落ち定跡」で棋譜を並べ記憶するトレーニングをしたそうだ。

   週刊文春の「老けない冷凍野菜ベスト5」。1位からほうれん草、枝豆、ニンジン、グリンピース、カボチャだそうだ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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