2019年 2月 23日 (土)

ディズニーランド方式にすればよかった? 阿波おどりバトルに観客サービス感覚ゼロ

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   13日(2018年8月)、徳島県の阿波おどりで一触即発の事態が起こった。阿波おどり最大の見せ場である「総踊り」の中止を決めていた市側と、これに反発し演舞場の外で強行しようとした一部の踊子が対立したのだ。

「止めさせられるものなら止めさせてみい!」と総踊り強行

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   「危険だからやめて」と中止を求める市の実行委員に対し、総踊りを見に集まっていた見物客からは「帰れ」コールが。最初は穏やかに話していた踊り子側の「阿波おどり振興協会」の山田実理事長も、「止めさせられるものなら止めさせてみい!」と声を荒げた。

   ついに強行された総勢1200人による総踊りは予定通り30分で終了。一糸乱れぬ総踊りを見せた踊り子たちは、「最高です。良かったです」「踊れてよかった」「応援してくれる人がこんなにいるとは...」と涙ながらに語った。

   そもそも、市側が総踊りの中止を決定した理由は昨年(2017)に明らかになった4億2400万円の累積赤字だ。

   4つの演舞場のうち、昨年チケットが完売したのは総踊りが行われた1つの演舞場のみ。ほかは30%~50%だった。そこで、総踊りを中止することで踊り子を分散させ、チケット販売率を上げたいというのが市側の思惑だった。

   しかし結局、「総踊りを中止すればチケットは逆に売れなくなる」という踊り子側の主張通り、4会場すべてのチケットの売り上げが昨年より約9ポイント下がった。

   下川美奈(日本テレビ解説委員)「観光客も総踊りが見たくて来ている人がほとんど。結局、会場とは違うところで行われてしまって、警備も薄く危険な状態だった」

   ロバート・キャンベル(元東京大学教授)「市側がマーケティングの基本的なことをしていない。お祭りはフィナーレという着地点があるからこそ盛り上がる。ビジネスとして発想を変えて設定するべきです」

   司会の加藤浩次「踊り手さんたちは大変になるかもしれないけど、総踊りの回数を増やし、ほかの演舞場でも開催すればお客さんが増えるのでは?」

   近藤春菜(お笑い芸人)「全体のチケットの値段を上げて、(ディズニーランド)ワンデーパスみたいにしたら? 総踊り会場は規制をかけなければいけなくなるでしょうけど...」

文   ピノコ | 似顔絵 池田マコト
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