2019年 10月 21日 (月)

53年前「東京パラリンピック」実現させた医師と妻の孤軍奮闘・・・上品な岸恵子、爽やかな上戸彩に説得力
<スペシャルドラマ 太陽を愛したひと~1964 あの日のパラリンピック~>(NHK総合)

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    日本でまだリハビリテーションの言葉も概念も知られていなかった1964年以前、整形外科医の中村裕(向井理)は障害者スポーツを根付かせようと奮闘努力する。障害を恥ずかしいもの、世間の目から隠すべきものとされていた時代に、研修先のイギリスで車椅子バスケットボールに興じる人たちを見て、日本にも普及させようとするが、障害者は過去を嘆いてばかりで前を見なかった。

   下半身不随の土山アキラ(志尊淳)に中村は「君にはまだよく動く上半身も手もある」と説得し、ついにアキラは車椅子1人だけで散歩にも出かけ、バスケにも打ち込むようになる。主婦の久子は東京パラリンピックで50メートルを泳ぎ切る。国立別府病院の医師である中村が障害者を自立までに支援するのは並大抵のことではなかったが、その陰に深い理解者の妻・廣子(上戸彩)がいた。

   実在の人物である中村裕の功績を、妻(現代を演じる岸惠子)のモノローグで語り始める。知的で上品な岸の佇まいに、医者の未亡人としての誇り高さがあり、若い頃を演じる上戸も爽やかだ。中村に扮する向井理は、近頃一流ぶって余り感じが良くなかったのだが、この作品では適役。

   1つ疑問だったのは、終わりの方で、中村が作業所のボスみたいになっている。この頃、彼は医者を辞めているのか。それとも掛け持ちなのか説明不足である。若死にをした彼の、遺児が大きくなったところもちょっと見てみたかった気がする。(放送2018年8月22日22時~)

   (黄蘭)

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