2019年 7月 20日 (土)

見られていない広告費だまし取り「アドフラウド」横行!アダルトサイトから勝手に飛ばしてカウント

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   1兆5000億円超の市場規模があるネット広告で、不正な「飛ばしウラ広告」が広がっているという。企業地や自治体から広告費を不正に詐取、不当に横取りする手法で、日本インタラクティブ広告協会は「アドフラウド」などと名付けている。

   クローズアップ現代+の取材班は、あるアダルトサイトを調査した。このサイトを閲覧すると、見るつもりのない「まとめサイト」に勝手に飛ばされ、サイトの広告を見たとカウントされてしまう。そこには大手企業や国、自治体などの広告が掲載されていた。

広告代理店や配信事業者もチェックしきれず

   こうしたネット広告は、広告代理店や配信事業者を通して、さまざまなウェブサイトで構成される「アドネットワーク」に配信される。基本的にサイトの閲覧が多いほど、広告費も高くなる。

   NHKネットワーク報道部の田辺幹夫記者は「(広告の)配信先のウェブサイトはきわめて数が多く、広告代理店も配信事業者もすべてをチェックしきれないというのが実情です」と報告する。

   「自分たちの知らないところで、こういう被害というか。憤りを感じます」と広告がまとめサイトに配信されていた曽於市職員は話す。曽於市はまとめサイトへの配信を停止した。

1か月3000万ページビューで450万円の収入

   武田真一キャスター「複雑な仕組みで不正を行い、収入を得ているのはどんな人なのでしょうか」

   「まとめサイト」には、1か月に3000万ページビューで450万円の広告収入が入るものもある。アダルトサイトから飛ばされる「まとめサイト」を取材班が調べると、19サイトあり、運営者は7人いた。

   そのひとつは福井の家族経営の会社だった。役員の話では、原発関連の土木工事を請け負っていたが、経営不振でインターネット事業をはじめたばかりだという。別のサイトの代表も、ネットに詳しくなく、「飛ばしウラ広告」のシステムは業者に紹介してもらったなどと話した。

   さらに調査を進めたところ、このシステムは約1000ものアダルトサイトにしかけられており、提供元と見られるのは従業員30人ほどのIT企業だとわかった。この会社は「同じ名前のシステムは当社のものだが、サイトにしかけていたかは言えない。かりにそうだとしても、不正ではないと考える」と回答してきた。

   武田「このネット広告の不正は、今回見えてきたのは、じつはまだほんの一部です。私たちは、この問題をこれからも追い続けます」*NHKクローズアップ現代+(2018年9月4日放送「追跡!ネット広告の"闇"」

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