2018年 11月 14日 (水)

北海道より危ない「首都直下」内陸型地震の予測・観測は不可能

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   北海道で初めての直下型、初めての震度7だった。厚真町の地震の前の写真を見ると、背後に山を背負って道路沿いに住宅が点在し、前に畑が広がる日本の山村の典型だ。だが、その裏山がズルリと剥げ落ちて、住宅を飲み込んだ。

   もう1枚の航空写真。はるか彼方まで広がる小さな丘陵の連なりの、窪みのほとんどで裸土が露出している。司会の羽鳥慎一も「もともとそういう地形かと思った」と言ったが、地震の前は濃い緑に覆われ、赤土などどこにも見えない。

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)は「山がこんなに崩れるなんて、記憶にないですよ」と言った。地震・火山学者の島村英紀・武蔵野大特任教授は「シラス台地です」という。火山の噴火で出た火山灰と軽石などの堆積で、厚真町から洞爺、札幌の南まで広がっているという。九州などでも知られるが、地盤は弱く、雨が降るとさらに弱い。

   シラスの上を表土が覆い、雑木が生えていた。一帯は台風21号がかなりの雨を降らせた直後だった。そこを震度7で揺さぶられた。

堆積物でおおわれ見えない断層

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   島村教授は今回の地震は内陸型の逆断層だという。日本の活断層は2000。しかし、見えない活断層は4000とも言われるそうだ。その見えない断層で、一番多いといわれるのが首都圏だ。関東平野は厚い堆積物そのものなのである。

   島村教授「海の地震はどこで起きるか場所がわかるが、内陸直下型はどこで起こるかもわからないんです」

文   ヤンヤン | 似顔絵 池田マコト
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