2024年 4月 20日 (土)

かゆいところに手が届いてない週刊現代・週刊ポスト「実用記事」本当に役立つ情報少ない

子どもを近視にしないための「毎日外遊び2時間」

   秋篠宮家の悠仁さんは現在12歳で、お茶の水女子大付属小学校の6年生だそうだ。週刊文春によると、中学をどこにするかが話題だという。本命は、悠仁さんのために、今の小学校から書類審査のみで進学できる制度を作った筑波大学付属中学といわれている。

   秋篠宮は将来は農学部のある大学が望ましいと考えていて、そうなると、東京大か東京農大、東京農工大などになるそうだ。毎日新聞社代表取締役会長の朝比奈豊氏が東大農学部出身だ。東大で農業、いいじゃないか。

   近視が増えているという。1979年には小学校で裸眼視力が1.0未満は約18%だったのが、現在は32%もいる。高校では62%が近眼だそうだ。スマホとの関係はまだわからないらしいが、強度の近眼が75歳以上になると、そのうち39%が視覚障害を起こすという。

   そうならない、子どもをそうしないためにどうするか。週刊文春によると簡単だ。「1日2時間の外遊びをさせる」。1日1時間でも野外活動をすれば、近視の進行が13%抑制されるそうだ。パソコンを捨てよ、外に出よ。

   また安倍首相のカミさんのお話。彼女の親しい(誰とでも親しくなるのだが)、室内冷暖房システム「光冷暖」を開発した「KFT株式会社」というのが福岡にあるという。週刊新潮によれば、このシステム、考え方はなかなかよさそうなのだが、どうやら不具合があり、この夏のような酷暑には対応できないところが多く出ているそうだ。

   そのシステムをだいぶ前に、山口県下関市のゲストハウス「UZU」が導入したという。すると、14年度には大阪ガスや中国電力などの一流会社と並んで、環境大臣賞を受賞したそうだ。そこに何らかの忖度があったのではないかと、週刊新潮はいうのだが、システムが画期的ならどうこういうことはない。

   だが、この会社と提携しているところが、福岡市内にこのシステム完備の賃貸マンションを建てた。住人が「心情的には訴えたい」と怒っている。ラジエーターの前だけは寒いくらいなのに、部屋全体はものすごく暑い。台所には扇風機を置かないと暮らせないという。

   社長は週刊新潮に対して、「我々も正直、まだ完璧ではないと思っています」と不備を認めている。じゃあ、完璧にしてから売るべきではないのか。中途半端なものを売って、熱中症になって死者が出たらどうするのか。ねえ、昭恵さん。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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