長崎の離島で出土「マッチョ弥生人」は何者か?短躯だが骨太で筋骨隆々
2018.09.28 15:16
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手漕ぎ舟ではるばる沖縄まで貝採り
熊本大学の木下尚子教授は「九州北部で稲作を行っていた集団の権力者が、権威の象徴として貝輪を使った」と推定している。
権力者のためにゴホウラ貝を求めて、手漕ぎの舟ではるばる沖縄まで貝を採りに行っていたのがマッチョ弥生人の正体なのではないか。1~2月にかけて、黒潮の上を北から南へ向かって風が吹く。これにのって沖縄までいくのは不可能ではない。
木下教授は「マッチョ弥生人たちは、稲と引き換えにゴホウラ貝を手に入れ、貝輪を作らせていた。原始的な経済活動の始まりが行われていたのではないでしょうか」と推測する。
追い風の乗るとはいえ、黒潮に逆らって漕ぎ続けるのだから、マッチョにもなるわなあ。
文
モンブラン