J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

ひどい!ハワイで夢の結婚式がドタキャンに 予約した式場が建っていなかった!

   旅行代理店H.I.S.で予約したハワイの挙式がドタキャンされるトラブルが起きている。被害にあったカップルは260組にも上り、「責任感がなさすぎる!」と怒りの声を上げている。

   ドタキャンの理由は「天候悪化による挙式会場の施工遅延」。当初予定していた9月1日(2018年)の開業が困難になったというのだ。

   H.I.S.によると、8月14日に進捗状況を確認したところ、翌15日に急きょ「9月1日に間に合わない」と報告を受けたというが、会場の運営会社の言い分は違う。工事が大幅に遅れていたことは「お互いに把握していた。15日にいきなり伝えたものではない」というのだ。

   それはひとまず置いておいて、現場を見てみると衝撃を受ける。作業員の姿がどこにもなく、建物は骨組みしかできていない。とても2015年から工事が始まっていたとは思えない。H.I.S.は現地にも支店があるというのに、確認していなかったのだろうか?

旅行代理店が現地の状況を知らずに予約受付

   11月に挙式を予定していてドタキャンされた20代の新婦は「天気だろうがなんだろうが、そんなの関係ない。あの骨組みを見たら、本当に工事やっているの?と思ってしまう」と怒りを隠さない。報告が遅かったため、急きょ変更した会場はかなり妥協したものだという。「時間があれば最初からやりなおしたい」と悔しそうだ。

   挙式1か月前にドタキャンされたカップルも、日にちを1日ずらして別の会場に変更。40代の新郎は「天災じゃなくて人災。売る商品の状況を知らないで売るのか。ふざけんなよって話です」と憤然とする。

   航空・旅行アナリストの島海高太朗さんは「ハワイでは工事が遅れるのは日常茶飯事ですが、それを踏まえて本当にオープンできることを確認してから販売するのが本来あるべき姿」と話す。

   H.I.S.では挙式代金・ツアー代金の全額払い戻し、今年中に出発予定の客に対しては1組あたり20万円の見舞金を支払うなどの対応をとるという。

   倉田真由美(漫画家)「もしそういう理由でキャンセルするのなら、もっといいプランで代わりにこちらで...っていうのが普通」

   航空・旅行アナリストの島海さん「ワンランク、ツーランク上のものを同じ金額でやってかつ見舞金を払うのがベストな対応ですよね」