2024年 4月 19日 (金)

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森友学園疑惑でスクープ連発のNHK記者が退職していた!取材しても報道するなの圧力に嫌気

   サンデー毎日で、森友学園問題をスクープし続けた相澤冬樹NHK大阪放送局記者(55)が、NHKを退職した理由を述べている。森友学園に近畿財務局が「支払い可能な限度額」を照会していたというスクープを始め、財務省が学園側に「何千台ものトラックを使って敷地内のごみを撤去したことにしてほしい」と口裏合わせを依頼していたスクープも放ち、佐川宣寿財務局理財局長(当時)が証人喚問で語っていた内容を覆した。

   だが、この2本を放送するのに、NHK内部から凄まじい圧力があったという。<「私も30年記者をやってますから、どこまで事実確認をすればいいか、裏取り取材はどこまでか、分かるわけです。でもこの時はそうではなかった。まだ要るのか、こんな取材も要るのか、と思うような内容を次から次へと求められました。あんなの、初めてです。ハードルがどこまでも上がっていく。ニュースとして出すに当たっての取材はできていたのに、です。結局、報道はできましたが」>

   放送後には、東京の上層部が大阪放送局幹部を激しく叱責したそうだ。そして5月14日、局長応接室に呼ばれ、報道部長や報道担当の副局長がいて、「考査部(放映後に番組の審査などを行う内部部署)に行ってもらう」といわれたというのである。森友問題を追い詰めていた大阪地検の捜査も大詰めを迎えているその時期に、このことに一番詳しい記者を外すというのだ。

   彼は、NHKを批判するために辞めたのではなく、記者ができなくなったから辞めたのだと話している。安倍政権に忖度して、自分の所の記者を蔑ろにするなど、ジャーナリズムにあってはならないこというまでもない。

   彼は大阪日日新聞に入ることを決めたそうだ。小さな地方紙だが、社長のこの言葉にしびれたからだという。<「うちの会社はどこにもしがらみがない。どこにも遠慮がない。(中略)自由に取材してもらって、真実をどしどし書いてもらいたい」>

   そう、ジャーナリストにとって媒体は問題ではない。取材し、裏を取り、真実を追及していくのに、メディアの大きい小さいなどどうでもいい。相澤冬樹という名前、覚えておこう。

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