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フィギュア高橋大輔が復活 衰えは隠しようがないが、ファンは「涙が出そう」

   フィギュアスケートの高橋大輔選手(32)が復活した。昨日8日(2018年10月)兵庫県尼崎市で行われた近畿選手権でのフリーは、本人は「ボロボロだった」という出来だったが、3位に入賞。熱狂的なファンを喜ばせた。今後は西日本選手権を経て、全日本を目指す。

本人は「全然ダメ、人生最悪のボロボロ」

   高橋選手は、2010年のバンクーバー五輪で銅メダルを獲ったが、14年のソチ五輪で引退。羽生結弦選手が金メダルを獲った大会で、世代交代は否めなかった。しかし昨年(2017年)、突如「復帰」を宣言、地道に体力作りに励んでいた。

   復帰戦の今大会、初日のSPで1位になったから大変。日本中から「大輔ファン」が駆けつける騒ぎになった。ファンは「涙が出そう」「32歳ですよ」という。「とくダネ」は、フリー演技4分間をノーカットで見せた。アクセル・ジャンプを2度失敗し、他のジャンプも回転不足など、衰えは隠せない。しかし、かつて世界一といわれた華麗なステップは健在だった。

   演技終了と同時に、「やばっ」と声に出した。「全然ダメ。滑らんかった。人生の中でもこれほどボロボロはなかった」といいつつ、全体で3位に。

   スケート解説者の佐野稔さんは、「スタミナ、体力が戻っていない。技術はあっても支える体力がない」と評した。ただ、「これが回復して、ジャンプを失敗しなければ、全日本まで進める」という。

   キャスターの小倉智昭「4年ぶり。たいしたもんです」

   女優で作家の中江有里「衰えは見えるけど、応援したくなるし、いつでもリスタートできるという感じがする」