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元横綱「輪島」自宅ソファで急死・・・数々の逸話残し5年前から咽頭がん療養

   大相撲の元横綱・輪島大士(わじま・ひろし)が8日(2018年10月)、自宅のソファで亡くなっているのを発見された。5年前に咽頭がんを発症し、自宅で療養していた。70歳だった。

   日本大で2年連続して学生横綱に輝いたあと、1970年に花籠部屋へ入門した。しかし、当時はアマチュアの学生相撲とプロの大相撲は雲泥の差があると言われたが、輪島はそれをあっさりひっくり返し、入門からわずか3年半で学生相撲出身の初の横綱になったのだ。

「黄金の左」で北の湖と名勝負

   得意の取り口は左の下手投げ。元横綱・北の湖との優勝決定戦では、土俵際まで追い詰められたのを左下手投げで逆転優勝し、今も名勝負と言われる。「黄金の左」と呼ばれたこの左下手投げを武器に、北の湖とともに「輪湖時代」を築き、歴代7位の14回優勝を果たした。1981年春場所途中で引退して花籠部屋を継いだ。

   ところが、年寄株を担保にして借金したことが発覚して角界から追放処分。翌年に38歳でジャイアント馬場が率いる全日本プロレス入り。タレントとしてテレビにも多く出演した。

   司会の国分太一「僕らの世代には、輪島さんはプロレスラーでバラエティーに出ている印象ですね」

   司会の真矢ミキ「私の時代でいえば、力士といえば『輪島さん』と出てしまう」

   ここ数年はどんな療養生活だったのか、気になる。