2024年 4月 20日 (土)

がんの治療で保険が1円も下りない!?検査料や入院日数にさまざまな条件―元気なうちに見直し

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   がんの治療費や入院費はいくらぐらいかかるのだろう。厚生労働省の調査によると、治療費の自己負担額は1年間で平均で92万円。加えて、交通費やかつらの費用などが、年間に50万円以上かかる場合もある。

   医療保険に入っているから大丈夫だろうと安心していると、「その期待がもろくも崩れてしまった女性がいます」と魚住優アナが取り上げた。

   東京に住む佐藤律子さん(仮名・59)は、4年前に乳がんで入院した。見つかってから、検査と診察で10万円、手術と9日間の入院で25万円の計35万円がかかる見込みだった。29歳の時に入った医療保険の給付金で賄おうと考えていたが、実際は1円も受け取れなかった。

   佐藤さんが加入していた保険は、がんの診断だけでは給付を受けられず、10日以上入院すると1日1万円の給付が受けられることになっていた。9日間の入院は保障の対象外だったのだ。

「がん保険」と「医療保険」は違う

   がんに備える保険には、大きく分けて「がん保険」と「医療保険」の2種類がある。がん保険はその名の通りがんの保障に特化していて、診断されると給付金が出て、入院給付は無制限、通院給付もある場合が多い。

   一方の医療保険は、がんに限らず、病気全般、けがが対象になるが、入院給付に日数の条件があったり、通院での治療費は対象外だったりと、補償範囲に制限がある。

   いまは、抗がん剤や放射線、ホルモン剤によるがん治療も通院で行われることも多いため、一般的な医療保険の基本的な契約では、給付が受けられないおそれがある。

   加入している保険で必要な保障が受けられるかどうか。ファイナンシャルプランナーの黒田尚子さんは「できれば毎年見直して」と言う。子供ができた、犬を飼い始めた、退職したなど、ライフイベントに合わせて見直すとよいとのことだ。

文   ピコ花子
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