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伊調馨選手、圧巻の復活劇 「OLもしたが、私にはやっぱりレスリングしかない」

   レスリング女子の伊調馨選手(34)がきのう14日(2018年10 月)、全日本オープン選手権大会の57キロ級に出場した。オリンピック4連覇からパワハラ騒動を経て、2年2か月ぶりの現役復帰戦を圧倒的な強さの優勝で飾った。

「五輪は、5連覇目指す崩れない気持ちをつくってから」

   試合後、伊調選手は今年3月、当時の女子強化本部長・栄和人氏によるパワハラが発覚して以降の気持ちを、「苦しい時間でした。OL生活もして向いていないなと思ったこともあり、最終的にやりたいのはレスリングだと思いました」と語った。2年後の東京オリンピックについては、「めざすとは簡単にいえない。オリンピック5連覇をしたいという、崩れない気持ちをつくってから発言したい」と慎重だった。

   拓殖大レスリング部の須藤元気監督は「もう出場しなくてもいい立場なのに、もう一回マットに上がったことがすばらしい。金メダル以上の価値がある」と絶賛した。

   杉山愛(元テニスプレーヤー)「(パワハラ騒動は)いろんな協会の問題が出る、いいきっかけになった。伊調選手が自分にはやっぱりレスリングだと思ってくれたことが一番うれしい」

   今回の優勝で伊調選手は12月20日から始まる全日本選手権の出場権を得た。

   司会の加藤浩次「日本のトップ選手とやったときに、さてどうなるか」

あっちゃん