2019年 10月 15日 (火)

再登場の刑事モース。相変わらずダンディな上司・サーズディ警部補との本格ミステリー謎解き。1960年代の小道具と陰鬱なイギリスの風景が見せる(魅せる)
<刑事モース~オックスフォード事件簿~Case10光と影の奇想曲、Case11遠き理想郷>(NHK BSプレミアム)

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   前回の放送の最後で、警察上層部の闇に迫って罠に落ち、牢屋に入れられていたモースが、容疑が晴れて出所してきて静かに森の中に住んでいる。その時、銃弾に倒れて死んだと思われた上司のサーズディ警部補は奇跡的に助かり、今まだ現役。モースに復職を勧める。サーズディ警部補になるロジャー・アラムが相変わらずダンディなソフト帽でカッコイイ。モースのショーン・エヴァンスは相変わらず暗いが、天才的なひらめきと優れた観察眼の個性は昔通り。
   日本でいえば、昭和30年代の話で、パソコンもスマホもない時代、タイプライターや旧式の電話が小道具で、陰鬱な曇り空のイギリスらしい湖畔の風景が、得も言われぬ雰囲気を醸し出す。事件については別々なのでパスするが、今回、モースの才能に一目置きながらもライバル視していたカウリー署の同僚、ピーター・ジェイクス巡査部長がアメリカ人と結婚するために去ってゆく。あちらでは警察官ではなくて家業の牧場を手伝うとか。
   ハンサムで、めちゃくちゃシティボーイ風の役者・ラスキーがカウボーイとは、愛の力は強いのだ(笑)。それにしても、いささか偏屈に見えるモースには色気のある話が全く出てこない。コリン・デクスターが生み出して、シャーロック・ホームズよりも本国では人気キャラクターというモース。ひょっとして暗黙のおホモちゃんという約束があるから人気なのか。東洋人にはよくわからない。(放送2018年10月6日、10月13日16時30分~)

(黄蘭)

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