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生きたまま切断!サウジ領事館のジャーナリスト惨殺実行犯は法医学専門家

   トルコのサウジアラビア総領事館でサウジ人記者が殺害された疑いはいよいよ濃厚になっていて、イギリスのニュースサイト「ミドル・イースト・アイ」は16日(2018年10月)、「ジャーナリストの体はテーブルの上で生きたまま切断された」と報じ、切断した人物の素性などを明らかにした。

   地元メディアは「カショギ記者は指を切られ拷問された後、頭を切られ殺害された。遺体はバラバラに切断された。切断は7分間で行われた」と報じている。また、その証拠となる音声と映像をトルコ政府が保管しているという。

   英国のメディアは、暗殺集団のメンバーの一人について、「サウジ政府組織の法医学の専門家で鑑識のトップ」と特定している。この人物はイヤホンで音楽を聴きながら切断し、他のメンバーにも「私は解体する時に音楽を聴く。君たちもそうした方がいいぞ」とうそぶいていたという。

   トルコ当局は16日に総領事公邸の捜索を行う予定でいたが、総領事は直前にサウジに帰国してしまった。

これまでも何人も暗殺している皇太子

   中東問題に詳しい放送大学の高橋和夫名誉教授は「殺害を主導したのはサウジのムハンマド・ナエフ皇太子に間違いない」と見る。

   司会の国分太一「根拠は何ですか」に

   高橋教授「(サウジから送り込まれた)15人の殺害実行犯グループに、皇太子のボディーガードが常に付き添っていました。彼は女性に車の運転を認める改革者の面と独裁者の面を持ったおり、これまでにも政府に批判的なジャーナリストが何人も捕まっています」