2019年 10月 21日 (月)

無理やり2時間以上ものスペシャル版にしたために、破綻したスペシャル科捜研の榊マリコ。イベント担当女がイベントの最中に子供の誘拐って、そりゃ無理だろう。リアリティなさすぎ
<科捜研の女スペシャル>(テレビ朝日系)2018年10月14日21時~

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   テレビ朝日は視聴率がいいので、図に乗って意地悪である。よりによって秋の新ドラマの初回に、普段は木曜日放送の「科捜研の女」を、わざわざ「下町ロケット」(TBS)の初回の裏にぶつけるなんて魂胆が見え見えだ。筆者も同時に両方は見られないので、「下町ロケット」を録画にして、「科捜研スペシャル」を見たのである。
   で、出来はどうであったか。策士策に溺れる。何しろ、いつもは1時間弱のドラマであるから、2時間を超えるスペシャルはネタを複数仕込まなければならない。アパートで家賃を滞納している男が殺され、ホテルのイベントチケットを持っていた。コンビニで2枚購入したことがわかり、チケットには飲み物が付着した痕跡。イベントは「花嫁家の一族」という本の出版にあわせて、『謎解きイベント』と称する推理好きの客を集めてホテル別館の部屋を巡る仕掛け。
   そこで榊マリコ(沢口靖子)と同僚も死んだ男のチケットで参加する。客の中に不審な男、彼は実は娘を誘拐されて強制的にこのイベントに加わらせられていたのだ。マリコとスタッフたちの大活躍。犯人はホテルのイベント担当の女だったのだが、普通、誘拐などという危険を伴う犯罪は出来るだけ人目に付かないようにやるはずだ。しかも、参加者の男に指示の電話をかけまくるのがイベント担当の女だとは、上手くいくはずがないのである。リアリティなさすぎ。外国のミステリーの下手な真似で、2時間以上も見て損をした。(放送2018年10月14日21時~)

(黄蘭)

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