2024年 4月 25日 (木)

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週刊プレーボーイの特集がスゴイ!27ページブチ抜きで「石破茂の47都道府県別メッセージ」一挙掲載

   ところで、今週の週刊ポスト、週刊現代に読むところがない。以前からいっているが、この2誌はもはや週刊誌ではない。百科辞典マイペディアでは週刊誌についてこう書いている。

   「毎週1回定期的に発行される雑誌。新聞と月刊誌の中間的性格をもち、時事的ニュースや評論のほか、大衆的娯楽・実用記事を扱うものも多い。歴史的には週刊新聞とほぼ起源を同じくし、18世紀半ばにヨーロッパにおいて広まり、現在ではジャーナリズムの上で重要な役割を果たしている」

   だがこの2誌の巻頭特集は「40年ぶりの大改正『相続』のここが変わる!」(週刊ポスト)、「残された時間はあと3ヵ月 そうだ、相続しよう」(週刊現代)。ともに相続についての記事だが、これまでも散々やってきている。

   週刊ポストはそれ以外にも、「年金『70歳支給』時代で大損する人」「血圧130は高血圧患者」と、これまでの記事の焼き直しだ。週刊現代は「薬と手術の後遺症、こんなに」「投資信託 得する商品、損する商品 全実名」と、こちらも同じ。

   週刊現代、週刊ポスト両誌の編集部は、週刊誌の原点を見失っているのか、週刊誌をつくろうとしていないのかのどちらかであろう。セックスと実用記事ばかりのものを週刊誌とはいわない。唯一、週刊現代の書評欄だけは、他の週刊誌に比べて充実しているが。

   週刊プレイボーイがとんでもない特集をやっているのをご存じだろうか。石破茂語録を一挙27ページ掲載。リードでこう書いている。<8月末、石破氏は自民党総裁選に向け、日本の全都道府県それぞれに語りかけたメッセージ動画をアップした。各10分前後の動画47本。サイト名は『47都道府県のみなさまへ』。その内容は、ありきたりの名産品や観光地の解説に終わらず、各県で斬新な取り組みをしている地元企業や市町村を、持ち前の尋常でない記憶力で次々と紹介し、各県の潜在能力を台本ナシ&ノーカットで畳みかけたものだった。総裁選で石破は敗れ、同サイトは閉鎖予定だが、"イシバの地方語り"は戦いの勝敗に関係なく、未来へのヒントにあふれ、何より純粋に面白い! このまま消えてしまうのはもったいなさすぎる!! そう考えた週プレは、石破氏の47都道府県メッセージをすべて文字に起こし、一挙掲載することにした」

   内容は詳述しないが、これは快挙である。こうしたことを紙の雑誌でもできるのだ。週刊現代や週刊ポストは恥ずかしくないのか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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