2020年 12月 1日 (火)

さすがに井上由美子のオリジナル脚本。行き過ぎたパワハラ・セクハラ騒動をからかいつつ、老舗スーパーのトラブル解決に奔走するコンプライアンス室長、唐沢寿明の活躍がめちゃくちゃ面白い
<テレビ東京開局55周年特別企画 ドラマBiz「ハラスメントゲーム」第1、2回>(テレビ東京系)

   第1回の視聴率が僅か5パーセント台だったとネットで揶揄されていたが、決して内容は悪くない。流石に井上由美子のオリジナル脚本だけあって、今の時代の「ハラ・ハラ騒ぎ」を行きすぎているとからかい、おかしいものは可笑しいとぶった斬っている。素晴らしいストーリーテラーぶりである。主演の唐沢寿明も適役だ。

   7年前に飛ばされてマルオースーパー富山中央店の店長だった秋津渉(唐沢寿明)に、東京のコンプライアンス室長への異動命令が来る。練馬店でメロンパンに1円玉が混入していて、5歳児が食べそうになったトラブルに加えて、パワハラ問題を解決しろという難題だ。第2回は新規開店直前の品川店のパート主婦たちが、18人もが一揆を起こして突然辞めると言い出す騒動である。

   秋津は以前からコンプライアンス室にいた高村真琴(広瀬アリス)と一緒に東奔西走する。この真琴に教えられるパワハラ・セクハラの細部が可笑しい。「頑張れ」や「食らいつけ」はパワハラワード。部下の世話をし過ぎると「世話焼きハラスメント」。部下を下の名前で呼んでもダメ、「チャン」も勿論ダメ、苗字に「さん」付けのみOK。

   社長・丸尾隆文(滝藤賢一)、店舗開発担当常務・脇田治夫(高嶋政宏)、広報担当取締役・水谷逸郎(佐野史郎)など、派閥同士が入り乱れての足の引っ張り合いが根底にあり、秋津はその中を泳ぎながら問題解決に奔走する。経済ドラマだが、めちゃくちゃ面白い。(放送2018年10月15日、22日22時~)

(黄蘭)

採点:1.5
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