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「King & Prince」岩橋玄樹さん休養へ 「死の恐怖」が突然沸き起こるパニックとは

   今年(2018年)5月にCDデビューしたジャニーズ事務所の「King & Prince」のメンバー岩橋玄樹さん(21)がパニック障害の治療のため、11月から一時休養することを発表した。

   今年9月に放送されたドキュメンタリー番組でパニック障害を告白した岩橋さん。初めて発作に襲われたのは小学校3年生の時で、それが原因で学校にも行けなくなった。

   ドキュメンタリーでは「プライベートの元気な岩橋玄樹のままステージに出られるようなことはない。アイドルとしての僕しか見せられない。パニックになっちゃうから」と笑顔の裏に隠していた苦悩を語っていた。

IKKOさん「飛行機、新幹線、ホテルの最上階、地下がダメ」

   パニック障害とはどんな病気なのか?

   早稲田メンタルクリニックの益田裕介院長によると、パニック障害は珍しいものではなく、100人に2人くらいが抱える病気だ。突然、動悸や呼吸困難の発作が起き、「死ぬかもしれない」という恐怖に襲われる。また起きたらどうしようという「予期不安」の中で生活し、電車の中やトンネルの中など逃げ場のない場所を恐れる「広場恐怖」も抱える。

   39歳の時に初めてパニック発作を起こした美容家のIKKOさん(56)は「飛行機、新幹線、ホテルの最上階、地下がダメ。苦しくなった時出られるのか不安になってしまうから」とパニック障害について語る。

   41歳のころ、テレビ出演をきっかけに少しずつ良くなったというIKKOさん。「玄樹くん、焦らず、焦らず。大丈夫、大丈夫」とエールを送った。

   司会の国分太一「何回かインタビューしたけれど、パニック障害を知らずに接していた。先輩として反省しています」

   堀尾正明(アナウンサー)「カミングアウトしたことが同じ障害で苦しんでいる人の勇気になりますよね」

   政井マヤ(フリーアナ)「知人にパニック障害を抱えている人がいる。周りは『気の持ちよう』と思いがちだけど、れっきとした病気。気長に薬でコントロールしながら段々いい状態にもっていくものなので、周りの理解が大事です」