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災害発生!なのに近所の避難場所が使えない!? 実は災害ごとに異なる避難場所

   地震や豪雨などの災害が相次いだ2018年。田村直之アナウンサーが「命を守るために緊急に避難する避難場所ですが、災害に合った場所がしっかりわかっていないと、どこに避難したらいいかわからないんです」と切り出した。

   今年(2018年)7月の西日本豪雨で4人が犠牲になった、岡山県倉敷市真備町の呉妹(くれせ)地区に住む門野美子さんは、避難しようとしたのにできなかった一人だ。

自治体のハザードマップを必ず確認して

   門野さんの家の目の前には避難場所に指定されている呉妹小学校があり、災害があったらすぐここに避難できると考えていた。

   呉妹地区では7月6日から大雨になり、翌日には近くの家が浸水したという知らせが届いた。小学校の電気がついたらすぐに避難しようと思っていたが、電気はいつまでも付かず、避難場所にならなかった。結果的に門野さんの家は浸水しなかったが、不安な時間を過ごした。

   実は避難場所は、災害によって使えるかどうか異なる。呉妹小学校は、土砂災害、高潮、地震、津波の時は避難場所になるが、洪水の時はこの小学校も浸水するおそれがあるため使えないのだ。

   倉敷市のハザードマップには書かれていたが、周知されていなかった。避難場所がわからなかった地区の住民は、取り急ぎ高台の神社に避難して難を逃れたという。

   田村アナウンサー「どういう時に避難場所が使えるのか使えないのか、きちっと把握しておく必要があります。災害ごとにハザードマップが分けられているところもあるので、自治体が発行するハザードマップを確認してみてください」

ピコ花子