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事情聴取で刑事が女性にセクハラ暴言「潔白っていうなら、パンツも白か?」

   公務中の警察官からセクハラされたと、「お悩み法律相談」のコーナーに40代の女性から相談があった。知り合いが容疑者となった事件で、警察官から事情聴取をされたとき、まるで犯人扱いにされた挙句に、女性が「刑事さん、本当に私は何も知らないんです。私は潔白です。白です」というと、こんなことを言われたという。

   「だったら、あなたのパンツも白か」

   呆れた女性は別の警察官に訴えたが取り合ってもらえず、警察官に「セクハラだ」と慰謝料を請求することを考えているという。

裁判所に訴えたら慰謝料支払われる

   司会の国分太一「(慰謝料は)取れる。不快な発言で、それも密室ですよ」

   青山学院大駅伝部の原晋監督「おやじギャグ。厳重注意ぐらい」

   弁護士の三輪記子氏は「警察官個人から慰謝料は取れない」としながらも、次のように解説した。「平成19年5月に那覇地裁で出された判決で、同じような『パンツは白か』の発言について、不法行為と認定されています。ただし、警察官個人への慰謝料は認められませんでした」

   理由は、国家賠償法第1条で「公務員が故意または過失によって違法に他人に損害を与えた場合は国または地方公共団体が賠償する」とされているからだ。この時は沖縄県が慰謝料30万円を支払うことになったという。

   国分「結局、支払うのは税金でしょ。おかしくない?」