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テレ東系「池の水ぜんぶ抜く」人気番組になって制作に手抜き?専門家は「あれじゃあ魚ぜんぶ死ぬ」

   テレビ東京の「池の水ぜんぶ抜く」が人気だそうだ。池の水をぜんぶ抜いたら何が出て来るのか。そんな素朴な疑問から始まった番組だが、昨年11月(2017年)の放送では、裏番組のNHK大河ドラマを抜いて、視聴率12%超を記録したこともあるという。

   月イチのレギュラーになったが、週刊文春によれば、池の水を抜いてきれいにして迷惑な外来生物を駆除するはずが、ボラを3000匹も殺してしまったのだそうだ。

   10月14日(2018年)放送の最新回。長崎県大村市の大村公園。ここは海に近いため海水と湧き水が混じる「汽水」の堀水で、そこに1000匹以上のボラが大量発生し、そのせいで池の水は濁り臭くなってしまったという。

   大村市の依頼で4日間かけて1万トンの水を抜いた。大量の魚を大勢のボランティアたちと出演者、市長も総出で網を使って次々にすくい、プラスチックケースに放り込む。ボラは湧き水で洗われ、ビニールシートを張った簡易水槽の中に。別の池に移して、そこから海へ放流する。

   だが、NPO法人「おさかなポストの会」の山崎充哲代表は、これを見ていて、大変悲しい思いをしたという。素人考えでもそう思う。水の入っていないプラスチックケースに投げ込めば、魚が傷つく。素手でつかむと魚は「火傷」してしまうそうだ。汽水で泳いでいた魚を真水に入れれば、大きなダメージを魚は受ける。そこからか海水に入れれば、魚にとっては大変なストレスになるそうだ。そのためクロダイ、チヌ、カワイワシは全滅してしまった。

   <「無理やり移動させられた魚たち約3千匹は死んでしまったとみて間違いないでしょう」(山崎氏)>

   専門家も、ボラが生息していることで池の水が汚れるという科学的な根拠はないという。人気番組の力を借りて、池の汚れをとってしまえと考えた市側が悪いのか、魚の扱い方もよく知らないで、水を抜き、魚を移せば事足れりとする番組側の不勉強故か。突然、水を抜かれ海に放り出され、息絶えたであろう魚たちが哀れである。

巨人・原辰徳「お友だち新体制」・・・大先輩・広岡がガツンと一発「テレビタレントばかりで驚いた」

   週刊新潮の「紀子さまの宮内庁『プリンス候補人名録』」というタイトルを見て、老耄で認知症気味の私は、紀子さんが離婚して、再婚するのかと早飲み込みをしてしまった。読んでみたら何のことはない。眞子さんの結婚相手を探しているという話だ。

   小室圭さんと別れてもいない眞子さんに、なぜプリンス候補がいるのか。内容は、全くといっていいほどの架空の話。圭さんがNYから帰ってこなかったり、向こうで新しい彼女ができて破局してしまうと心配なので、母親が相手にふさわしい候補者が載っている「人名録」に手を出した、のではないかという推測に、希望的観測を混ぜ、ありもしないストーリーをでっち上げた。そうとしか思えないものだが、それが巻頭特集とは驚く。

   4世紀前、紀宮さん(現在の黒田清子さん)の候補に上がったという名家などを訪ねて、お宅の息子さんと眞子さんとどうですかなどと聞いて回っている。週刊新潮の記者たちは、よほど面の皮が厚いと見える。私にはとてもできない芸当である。

   お次は巨人軍の原辰徳新監督の話。巨人軍初の3回目の監督登板となった原だが、投手総合コーチに宮本和知、打撃総合コーチに吉村禎章、内野守備兼打撃コーチに元木大介という「お友だち内閣」では、元巨人軍の名ショートで、西武ライオンズの監督だった廣岡達朗氏のいうように、<「野球の勉強もせずにテレビタレントになっている人が選ばれていたから驚きました。(中略)ただ、それによって原監督は来シーズン、苦労することになりますよ。選手を育てるよりも前に、まず、コーチを指導しなければなりませんから」>

   その通りだ。以前盛んだった女遊びは、もはや歳だからそう心配しなくてもいいだろうが、若大将から若年寄りになった原が、今の弱体化した巨人を立て直せるとは、とても思えない。

「紀州のドンファン」遺産戦争が始まった!最後の若妻に15億円、会社のカネ1億円も引き出し?

   積水ハウスから55億円を騙し取った「地面師」グループだが、この事件を主導したとされるカミンスカス操(58)こと小山操は、フィリピンへ逃げてしまった。週刊新潮は、小山が逃げる前に遊んでいた錦糸町のインターナショナルクラブを取材し、その派手な遊びっぷりを伝えている。

   そこは、ロシアやルーマニア、ブラジル人の金髪長身のホステスが多いという。客席は広く、カラオケ用のステージも設置されている。小山は銀座や六本木などの高級クラブは好まなかったそうだ。

   小山が見初め、彼女にしたのはポルトガル人ホステスで26歳の美女。映画「テス」や「ホテル・ニューハンプシャー」に出ていたナスターシャ・キンスキー似というから、そうとうな美人のようだ。

   彼女は、小山を知っているが、こやつとの"肉体関係"は認めない。<「コヤマとセックスしたかって? 絶対にしてないよ。私、ハイプライドだから、お客さんとはそういうことはしない。どんなにお金をもらってもありえないよ」>

   小山が、彼女のカラダには複数のピアスがあったといっても、乳首には付いていない、おへそには付いているけど、というだけ。それはそうだろう。何十億円もだまし取ったカネを、自分に貢いでいたということが明らかになれば、面倒ごとに巻き込まれるかもしれないのだから。

   積水マネーが入る前は、5、6000円を持って飲んでいた男が、シャンパンを30本もあけて、ひと晩何十万円も払っていたというのだから、この男にとっては人生一度の祝宴だったのだろう。

   高跳びしたフィリピンで、この男は高笑いしているのだろうか。

   殺されたのであろう紀州のドン・ファンの噂はとんと聞かなくなった。自筆の遺言書が見つかったと報じられたが、その後、犯人探しも、遺産のほうも、どうなったのだろう。

   週刊文春が今週報じている。ドン・ファンこと野崎幸助氏の遺産は総額25億円から30億円になるらしい。そのうち、結婚したばかりの妻は15億円程を手にするという。野崎氏が死んだときいた家政婦は、いまは銀座のカラオケスナックで週に3日ほど働いているようだ。

   妻のほうは韓国語を学んでいて、「結婚するんだったら外国人かな」といっているという。フライデーは、この若い妻に、野崎氏が経営していた酒類販売会社から、9月6日に約1億円が流れていたと報じている。社員でも代表でもないのに。

   カネを送金した銀行の担当者は、「妻のほうから指示があった」というが、法人登記簿を確認するとどこにも妻の名前はない。勝手にカネを動かしたとなれば、横領や背任になるかもしれない。彼女のほうは、もらったことは認めたが、「私、代表じゃないんですか?」と慌てて弁護士にラインした。

   弁護士は、7月30日に代表取締役に就任しているというが、会社の関係者は真っ向から食い違う主張をしているそうだ。カネを奪い合う醜い"遺産戦争"はたけなわの様だ。

「ライザップ」派手なCMの裏で経営アップアップ?次々M&A仕掛けて見せかけ利益

   最近、眼鏡型拡大鏡の「ハズキルーペ」のCMをよく見る。テレビで見る限り、こんなものが売れるのかと思うが、なかなか好調のようだ。

   週刊文春によると、CMに出ている渡辺謙の出演料は2億円、相方の菊川怜には7500万円ぐらい払われているという。天下の謙が出演をOKしたのは、週刊文春が報じた不倫騒動で、ちょうど仕事がなかった時期らしい。

   この会社、来春は、またビッグネームのタレントを起用する予定だという。たかが拡大鏡というなかれ。

   自分の住んでいるタワーマンションで、見ず知らずの女性を強姦して逮捕された東京大経済学部3年の稲井大輝容疑者(24)だが、この男、「日本一チャラい東大生」を売り物にし、YouTubeなどで再生回数100万回を超えるものもあったという。その他、AVや風俗のスカウトをしていた。さらに女子大生とオジサンを会わせる「パパ活斡旋パーティー」を開いていたそうだ。

   これが今の東大生か、などとはいうまい。

   ライザップというダイエットを売り物にしている企業がある。ここは以前からCMの量がものすごく、売り上げよりも多いのではないかといわれたり、ライザップの経営内容に疑問符をつける記事が多かった。

   今週は週刊現代が、ここのことをやっている。やはり会計士の細野祐二氏がこういう。<「まず懸念すべきは、ライザップの当期利益に対して営業キャッシュフロー(CF)が少なすぎることです。18年3月期の純利益は92億5000万円なのに対し、営業CFはわずか8800万円にとどまっている」>

   要は、ライザップの手元にはほとんどおカネが入ってきていないのに、その100倍もの利益が帳簿上には書かれているということだそうである。

   このような「キャッシュなき利益」が積み上がっているのは、毎月のようになされているM&Aによるものだという。無茶なM&Aで見せかけの業績を吊り上げているのではないかという疑問に対して、ライザップの広報担当者は<「買収した企業は、2~3年以内での営業利益の黒字化を目標としている」>と答え、何も手を打たなければ赤字がさらに増加することが多いが、<「当社はこの点においてリスクを取った経営を行っています」>としている。

   次々に買収して、見せかけの利益は出しているが、それが上手くいかなければ後は野となれ山となれということであろう。

   平成最後のバブル破裂企業にならなければいいが。

中央競馬人気の足引っ張ったスポーツ報知と東京スポーツの大バカ記者!美浦トレセンで深夜に女性記者の部屋押しかけ

   最近の中央競馬は面白くなってきている。藤田菜七子の活躍だけではなく、アーモンドアイやレイデオロなどのスターホースが出てきたし、ルメールやデムーロなどの外国人騎手の活躍で、レースに緊張感が出てきている。だが、どうやら緊張感があるのはテレビに映るところだけで、裏に回るととんでもない事件が起きていたと、週刊新潮が報じている。

   9月13日の深夜0時半ごろ、スポーツ報知の競馬記者2人と東スポの記者1人が、茨城にある「美浦トレセン」の宿泊施設で、女性記者の寝ている部屋をドンドン叩き、「出て来い」「いるんだろ」と怒鳴ったというのである。

   腹に据えかねた女性記者は、翌朝帰京して、会社を通じて2紙に抗議したが、何ら動きはなく、女性記者は10月中旬から休養せざるを得なくなってしまったというのだ。

   女性記者の診断結果や、その時に同じように宿泊していたタレントに迷惑をかけたということで、記者クラブ総会で3名の記者の退会を決めたそうだ。競馬番組に出ていただけで、ちょっと調子に乗っていたらしい。こうした連中がいると、せっかく盛り上がっている競馬に傷がつく。

逮捕のNHKチーフプロデューサー 和久田真由子アナも隠し撮り!ちょっと見て見たい気もするけど・・・

   たかが競馬、されど競馬。昔は、もっとでたらめな競馬記者がいた。まだ、電車の中で競馬新聞など広げられない頃の話だが。

   週刊文春にバーニングの周防郁雄社長の長男の話が出ている。グラビアアイドルと3度目の結婚をしたというのだ。この御仁、音楽出版権などを扱う会社や制作会社、飲食店などを展開し、ゆくゆくは周防氏の後継者だと目されていたそうだ。

   だが、昨年2月にバーニングプロの取締役を辞任している。本人が、「僕はそんな器じゃない。バーニングプロダクションは周防郁雄一代限りのもの。僕が後を継ぐなんて話はないし、父も最後までやり遂げると言ってますから」と話したという

   昔、周防氏が、こういう仕事は私だけでいい。甘い世界ではないから、子供に継がせるつもりはないといっていたのを思い出す。有言実行だったのだ。

   フライデーから。NHKの「おはよう日本」のチーフプロデューサー・重藤聡司容疑者(42)が盗撮で逮捕された。今年6月から朝のニュースを担当していたようだが、フライデーに許せないことが書いてある。同番組の人気アナ「わくまゆ」和久田真由子アナもスマホで隠し撮りされていたというのである。

   重藤容疑者はそうした写真をスマホに保存していたというが、和久田のだけでも見たいものだが。

   やはりNHKの話。渋谷のスペイン坂の焼き鳥屋で、NHK朝ドラ「ひよっこ」の同窓会が開かれたそうだ。ヒロイン・有村架純の幼馴染の役を演じた人気モデル・佐久間由依(23)が、解散するとタクシーを拾って「要塞のような超巨大なマンション」へ入っていったという。そこは綾野剛(36)が暮らしているところで、有名人だから外ではデートができずに、佐久間がスーパーで買い物をして、手料理を作っているという。

   フライデーは、綾野は佐久間が本命のようだと報じてる。

「探偵!ナイトスクープ」プロデューサーが私費3000万円を注ぎ込んで「女性器・男性器」全国呼び方調査・・・饅頭って?

   女性器や男性器を表す言葉は日本中にいろいろある。それを丹念に拾い集めた本「全国マン・チン分布考」(インターナショナル新書)が評判だ。著者はテレビ番組「探偵!ナイトスクープ」(朝日放送系)のプロデューサー・松本修氏。私費3000万円を注ぎ込んで調べ、上梓したと週刊ポストが報じている。

   女性器を饅頭というのは、岩手県や鹿児島県など広く分布しているそうだ。松本氏によると、「女性器が饅頭に例えられるようになったのは室町以降」だという。

   <「中国から渡来した饅頭が日本で定着したのは室町時代の京都だったとされます。蒸したての饅頭の丸くて柔らかそうな外観が、幼少期の女児の女性器に似ていることから、直接的な表現を避けて『マンジュウ』と呼ばれるようになったと考えられ、1752年の大阪の史料に、乳母が年頃の娘に『お嬢様のはまだお饅頭でございますわね』と話す小咄が残っています。同時代の江戸には、大人の女性器を『毛饅頭』と呼んで区別する記述もある。当時の饅頭は高級品ですから、それだけ上品さを備えた呼び方だったのです」(松本氏)

   江戸後期には、少年のあそこを「ボボ」、少女のあそこを「オマンコ」といい直させる記述もあるという。富山県や愛媛県などでは「チャンベ」「チャンペ」と呼ぶそうだ。たしか北海道では「ベッチョ」といったと記憶しているが。

   こういわれると、女性器の呼び名も何やら奥が深いものである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか