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韓国で繁盛「クローン犬ビジネス」死んだ愛犬そっくりのワンチャン生ませます

   愛犬とそっくりの犬を作り出すクローン犬ビジネスというのがある。韓国のスアム生命工学研究院もその一つだ。

   「子宮の中に1匹入っています」

   獣医師と見られる人物がこう言いながら雑種犬の代理母のお腹を帝王切開する。中から出てきたのは代理母とは似ても似つかないヨークシャーテリアの赤ちゃんだった。

   韓国スアム生命工学研究院はすでに1300匹のクローン犬を誕生させているという。依頼主の50%が北アメリカからで、過去に日本からの依頼もあったという。費用はクローン犬1匹で1億ウオン(約1000万円)だ。

   「クローン技術をこうしたビジネスに使うことに倫理的な問題、批判が指摘されているが、どう思うか」と聞くと、王載雄研究員はこう反論した。「新しい技術やアイデアはどうしても拒否反応の声があがります。人工授精が初めて行われたときも、サタンの仕業、神の領域に人間が入ったと批判されましたが、今は受け入れています。クローン技術もいずれ愛される時代がきます」

ペットロス癒すため生命操作する違和感

司会の国分太一「いやあ、こういう時代になりましたね」

司会の真矢ミキ「ビジネスではなくて人助け。愛犬が他界したことで生活がガラリ変わってしまい、何も手につかない人が本当にいますからね」

   だからといって、自分のペットロスをいやすために生命を操作するというのは、あまりにも傲慢で身勝手すぎやしないか。

   科学ジャーナリストの寺門和夫氏は「ペットのクローンビジネスとしては一定の需要はあるのでしょうが、一般的なクローン動物の成功率は100分の1、1%ぐらいです」

   韓国ではヒトクローンを作って欲しいという声があがっているという。