2018年 11月 14日 (水)

偶然が多すぎて鼻白むが、主役の2人、演技上手の戸田恵梨香と切なさが溢れるムロツヨシがいい『恋に落ちる』おはなし
<大恋愛~僕を忘れる君と 第1回~第4回>(TBS系)

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   いい意味で予想に反した作品である。「アノお笑い系のムロツヨシが大恋愛の相手?」と思って、見る気がしなかったのだが、これが意外や意外、中々いいのである。第1回の、主人公、女医の北澤尚(戸田恵梨香)が新居に引っ越すために依頼した運送屋、間宮真司(ムロツヨシ)が、たまたま尚の棚にあった小説の作者だったなんて、お前、そりゃ偶然にもほどがあるぞ、と、突っ込みたくはなるが、今はパス。この運送屋と尚が突然の恋に落ちるのだ。

   新人賞は取ったが、2作目が悪評で普通人に逆戻りして、今は運送屋のアルバイトという例は巷に一杯あるので許す。だが、尚のカッコイイ婚約者・井原侑市(松岡昌宏)が最先端の世界的アルツハイマー病の権威で、尚の画像を見て、初めにアルツハイマーを発見するなんて、そりゃまた偶然過ぎだ。よくやるワ、大石静(脚本)。

   どうにもリアリティなさすぎの偶然が多いが、それでも見られるのは、女医・尚になる戸田恵梨香が上手いからである。今時の等身大の34歳の女をさらっと演じ、嫌味なところがない。若年性アルツハイマー病に侵されつつあるから、5話以後でどどどーっと劇的変化が起きるのか。まあ、お手並み拝見である。先述したように、お笑い系のイメージの強いムロが、過去にあまり幸せでなかった男の切なさを、そこはかとなく見せて、中々の役者ぶりである。ムロ自身も下積みが長かったらしいから、やっと適役に巡り合ったか。(放送2018年11月2日22時~)

(黄蘭)

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