「孤独死」年間2万7000人!半分近くが現役世代――財前直見(俳優)も「一人ぼっちで死なない準備」
2018.11.16 14:02
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スイスでは孤独死よりみんなに見守られながら安楽死
孤独死への不安からある決断をした女性もいる。横浜在住の映画監督、関口祐加さん(61)は離婚し、専門学校に通う息子とは離ればなれで、認知症の母親との二人暮らしだ。「9年間介護を続けてきた母親が亡くなったら、自分一人なり、孤独の中で死んでいくのではないか。自分の最期は自分で決めたい」と考え、スイスの末期がんなどの患者を収容する安楽死施設を訪れた。
そこで家族に見守られながら死を迎えられることを知り、安楽死を手助けするスイスの団体に登録した。ただ、実際に「安楽死を選ぶかどうかはまだ決めていませんが、孤独に死ぬという不安は和らぎました」と話す。
武田真一キャスター「孤独死をどう乗り越えたらいいんでしょうかね」
財前「自分は孤独なんだという思い込みをしているのかもしれません。人を頼ることも必要なのではないかと思います」
死への恐怖と孤独死への不安をじっくり考えさせた番組だった。
*NHKクローズアップ現代+(2018年11月14日放送「"孤独死サバイバル"50代から備える」)
文
モンブラン