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ゴーン、ケリー解任で取締役会「日産派4対ルノー派3」クーデター勝利か?

   日産自動車会長のカルロス・ゴーン容疑者の逮捕を、司会の国分太一は「クーデターではないかという説が出てきましたね」と取り上げた。

   日産関係者の間では、ゴーンがルノーを頂点に日産と三菱を傘下に収める経営統合を画策していると見られていた。

   朝日新聞などの情報によると、フランスのマクロン政権はルノーと日産の関係を強化したがっていた。そうした意向を受けたゴーン会長が9月に開かれた日産の取締役会で「3社のアライアンス(提携)を深める議論を進めたい」と打ち出したという。

最後の手段で司法に内部情報提供

   経済ジャーナリストの福田俊之氏は次のように解説した。「真相はわかりませんが、日産を虎視眈々と狙っていて、(経営統合の画策を)ここで止めないと、年明けになれば新しい人事が動き出すことも考えられました。最後の手段として、司法の手に委ねたのではないでしょうか」

   ゴーンとその使い走りの代表取締役グレッグ・ケリー容疑者の解任で、「取締役会のメンバーは日産派4対ルノー派3で、西川広人(代表取締役社長兼最高経営責任者)体制が発足する」(福田氏)という。