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G20でも協調性ゼロを貫いたトランプ氏 世界が注目した「米中トップ会談」も強気一辺倒

   週末(2018年11月30日~12月1日)、アルゼンチンで行われたG20首脳会議。その「主役」は終始トランプ米大統領だった。

   アルゼンチンのマクリ大統領と記者団の前に姿を現したトランプ氏は、「同時通訳が気に入らない」という理由でイヤホンを投げ捨てる、記念撮影を拒否して去るなど、トランプ流を貫き通して注目を浴びた。

「米中貿易戦争」は一時休戦 中国に与えられた90日の猶予

   次に注目されたのは「米中貿易戦争」勃発後、初めてとなった習近平国家主席との米中トップ会談だが、ここでも結局トランプ氏の思い通りになったという見方が強い。

   米側の発表によると、首脳会談で中国側は貿易黒字の削減のため米国の農産物やエネルギー、工業製品を購入すると合意。

   さらに、米穀は来年(2019年)1月に予定していた中国製品の追加関税の発動に90日間猶予する。その間に両国で「知的財産権」「サイバー攻撃」などを協議し、もし合意がなければ追加関税を発動するとしている。トランプ氏は「素晴らしいディール(取引)だ。うまくいけば史上最高だ」と発言した。

   発表通りならば、対中国にも強気のトランプ流を見せつけたようだ。

   石原良純(気象予報士、タレント)「トランプ大統領の存在感がすごい。話題がG20ではなくてトランプ大統領と米中貿易戦争に集約されてしまった」

   山口真由(弁護士)「本当に、我が道をいくというか、協調するつもりがないというか」

   玉川徹(テレビ朝日解説委員)「本人がどう考えていようと、米国全体の代表として参加しているのだから、失礼はあり得ない。協調性がないとか僕ら個人レベルの話じゃないですよ」

ピノコ