2020年 7月 14日 (火)

<あなたには渡さない>(テレビ朝日系)
木村佳乃と水野美紀じゃドロドロ愛憎劇は無理!どす黒い女の嫉妬なく優等生のケンカみたい

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   料亭「花ずみ」の御曹司で、板長を務める旬平(萩原聖人)と20年間連れ添った妻、通子(木村佳乃)、そこへ現れた酒造会社社長で旬平の愛人、矢萩多衣(水野美紀)の3人が、毎回修羅を繰り広げる。深夜枠らしい大人のどろどろドラマである。

   多衣が通子に向かって、「ご主人をいただきにまいりました」と宣戦布告してお話は始まった。ここに通子に思いを寄せる建設会社社長の笠井芯太郎(田中哲司)が絡み、いよいよ入り乱れ、四角関係に発展していく。

   原作は連城三紀彦「隠れ菊」で、これまで2度テレビドラマ化された。

6000万円で夫を愛人に売却?

   通子と旬平は離婚し、旬平は多衣と再婚するが、通子は経営の傾いた「花ずみ」を立て直すため、多衣から6000万円の「融資」を受けて女将に収まる。その下で働く旬平。旬平は6000万円で多衣に売られたのか。離婚は6000万円を手に入れるために、通子と旬平が仕組んだ偽装なのか。ドラマはサスペンスの要素をはらんでいく。

   そして、通子、多衣、旬平の3人は「花ずみ」の立て直しに協力し合うのだが、奪われた女、奪った女がモヤモヤを抱えバチバチ火花を散らす。

   それにしても、木村佳乃も水野美紀も、男を取り合う女のどす黒い嫉妬、いやらしさがまるで感じられない。さっぱり清潔な印象で、なんだか優等生のクラスの1番争いのケンカのよう。

   ナレーションやモノローグはおどろおどろしい言葉が並ぶが、いまいちピンとこなくて空回り。

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