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韓国で社会問題化!「キレる客」の乱暴狼藉―店員にハンバーガー投げつけたり、化粧品叩き割ったり

   「注文品が遅い!」と、ファーストフード店で客が怒り出し、「こっち来い!」とハンバーガーの入った袋を店員の顔めがけて投げつける。百貨店では女性客が購入した化粧品にクレームをつけて大暴れする。「殺すぞ!このクソ女!」と商品を床に叩きつけ、「じんましんが出てくるのが見えなかったのか。これを見ろ!」とわめき散らす。

   いま韓国では、店員に暴言を吐いたり、暴力を振るったりする「キレる客」が社会問題になっている。

大統領府のHPにも「ナッツ姫だけではなく一般人も処罰しろ」

   伊藤利尋キャスター「映像(You Tubeより)に驚きましたね」

   デーブ・スペクター(放送プロデューサー)が「いま世界で一番怒っているのはフランス人かと思っていましたが」と皮肉る。

   韓国大統領府のホームページに以下のような声が寄せられている。「ナッツ姫のような大企業関係者だけではなく、一般人も公正に処罰すべき」「アルバイトは、暴言を浴びせられても笑顔で応対する奴隷ではない」「『お客様は神様』は過去の言葉だ」――。

   政府は今年の10月(2018年)から、「客の暴力から従業員を守らなかった雇用主に最大1000万ウォン(約100万円)の罰金を科す」と対策に乗り出した。

   伊藤「われわれの想像を超えて相当深刻のようですね」

日本でも頻発!学生バイトも「接客はイヤ」

   深澤真紀(コラムニスト・独協大学特任教授)「実は日本でも同じことが起こっています。学生たちも、バイトでクレームを受ける接客はいやだといっており、就職にも影響しています。こうなると、お客様よりも従業員を守るという流れが、世界的に広がってくると思います」

   伊藤「日本もここまで来ているのかな、という感じもありますが、経済格差など、社会的な背景があるのかも知れません」