2019年 1月 19日 (土)

東海テレビ大張り切りのミステリー・コメディ。贅沢な配役で100億円の身代金の攻防はまあまあの出来」
<東海テレビ 開局60周年記念 スペシャルドラマ「大誘拐2018」>(フジテレビ系)

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   見かけは大富豪の老女を誘拐するミステリーであるが、全編これはコメディである。元ヤクザで刑務所から出てきたばかりの戸並健一(岡田将生)ほか、元ワルの3人が、東海地方の大富豪・柳川とし子(富司純子)を誘拐して身代金を要求する。対する愛知県警側は井狩大五郎(渡部篤郎)刑事をトップとして捜査にあたる。

 

   とし子婆は頭脳明晰、足腰もピンシャンとしていて、好奇心旺盛、健一たちと一緒にノリノリで、身代金は100億と吹っかけさせる。自分名義の山林をすべて売却しろと命じ、ヘリコプターを用意させて、まんまと100億円を分捕るのだ。10,000,000,000円の包みがどれぐらいの大きさなのかと思って見ていたら、昔々の大八車に半分がやっと乗る大きさである。金の受け渡し場面はマンガである。

 

   白髪になっても80歳役と思えぬ美しさの富司純子と、相変わらず癖のある芸達者の渡部篤郎、抜けるように色白の美青年・岡田将生と贅沢な顔ぶれで、スリルは全くなかったけれど、お茶を飲み飲み大笑いするにはもってこいの展開であった。

 

   残念なのは、3人のワルが事件を起こした初めの頃に、猿やカッパなどの不気味な被り物を被って出てくるところのサスペンスが全く続かなかったことである。映像的にもう少しゾッとさせる撮り方があったのではないか。とし子婆と犯人3人が結局は義賊となり、捜査の井狩刑事も「あ・うん」の呼吸というオチは予想通りだった。(放送2018年12月14日19時57分~)

(黄蘭)

採点:0.5

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